16K 8開って何? 台湾の紙のサイズのお話。
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紙のサイズは世界共通のようでいてそうでなくて、
各国いろいろ使っているサイズ規定があるようです。
ISO国際標準での定義は
紙のサイズというのは、A、B、C版の3つの規格がありますが、
慣習的なものとか、印刷機械の更新の問題とか、
さまざまな事由から、
ISO規格、日本のJIS規格、アメリカのLetter規格だのと、あります。
台湾では大きくは、菊版と四六版のふたつがあります。
※「版」は日本語では「判」ですね。
日本統治時代に規格が持ち込まれたということが影響してます。
菊版は明治時代から日本で用いられていた菊判のことで、
四六版は明治になって輸入されたイギリスのクラウン判を32取りするとヨコ4寸2分、タテ6寸1分になるので、
四六判といわれ馴染んでいったところからきています。
で、菊判も四六判もISO規定のA4、B5とは異なる独自のサイズ。
本来は。
違うんだけど、ちょっとの違いだし~、
ほら、書籍にするのって、裁断余白が要るから製本と製本前の紙って大きさ違うじゃん~、
菊判ってA判のちょっと大きいサイズだし~、
四六判ってB判のちょっと大きいサイズだし~、
ってな感じだろうと…
つまりつまり、
台湾では紙のサイズの言い方として、
ISO規定のA版、B版 と
菊版(Gを使って表記されることも)と
菊版のA版と
四六版(K又は開を使って表記されることも)と
四六版のB版とが使われているということ。
台湾の紙製品を買おうという時は
Kとか開とか日本では使わない表記が出てくることがありますので
まあそれはこういうことなんだなということです。
よく使われるサイズをまとめてみました。
G全 菊全 ( A1 )
G2 菊對 ( A2 )
G4 菊4開 ( A3 )
G8 菊8開 ( A4 )
G16 菊16開 ( A5 )
全開 ( B1 )
2K 対開 ( B2 )
4K 4開 ( B3 )
8K 8開 ( B4 )
16K 16開 ( B5 )
台湾では給料のことを22K(22,000元のこと)とか言ったりしますが、
紙業界では開(Kai)のK。
給料のKについては次回にでもブログ書いてみたいと思います。
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