【布袋戯】とは?③『役柄』(再掲載)
この記事は2009年7月13日に当ブログにて掲載したバックナンバーです。
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【布袋戯】とは?---その③『役柄』
布袋戯に登場するキャラクターには、それぞれ役柄がある。能狂言や歌舞伎もヒーローか悪役か三枚目かなど、役柄(立場)は化粧や衣裳をみればわかりますね。
布袋戯における役柄(キャラクター分類)の基本は五種類か七種類といわれ、それらをさらに細分化して60種類以上の役柄が存在すると言われている。
完全な布袋戯劇団としては「七大行當六十角」(七大類別六十役柄)が必要という。
基本の五種類は「生」「旦」「淨」「末または童」「丑」で、七種類の場合はこれに「雑」「獣」が加わる。
「生」(セン)・・・男性。年齢や身分によって小生、武生、老生、鬚生などに細分される。通常、主役は「小生」で「文生」は頭脳派、「武生」は肉体派である。
「旦」(ダン)・・・女性。花旦(侍女など)、武旦・刀馬旦(武術が得意な女性)、老旦(老女)などに細分される。
「淨」(ジン)・・・強烈なあるいは特殊な個性をもつ役柄。「花臉」ともいう。
「末」(モゥ)・・・老生から派生したもので、中年以上の男性を表す。
「丑」(チョゥ)・・・三枚目。衣裳や化粧も滑稽なものになっている。中国語で小丑といえば道化、ピエロのこと。
「雑」(ザァ)・・・神仙や妖魔、鬼怪など、生旦淨丑に所属しないもの。僧侶もここに含まれる。
「童」(トン)・・・未成年。
「獣」(ソゥ)・・・動物。「獣」を「雑」に含める場合もある。
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