オリンピックは中止すべきだ(3)
7月26日の読売新聞によれば、
①東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は25日、ボートのオランダ選手と自転車のドイツ選手の2人を含め、新たに10人が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたと発表した。
②国内の新型コロナウイルス感染者は25日、46都道府県と空港検疫で新たに5020人確認された。重症者は前日から12人増えて448人、死者は4人だった。
東京都では、1763人の新規感染者が確認された。日曜日では1月17日の1595人を上回って過去最多。1週間前から755人増え、6日連続で1000人を上回った。(略)連休後半は検査数の減少に伴い、新規感染者も減る傾向にあるが、この日は前日(1128人)から635人増えた。
コロナ感染者の拡大が止まらない。
①の記事で問題なのは、最初の頃は選手、大会関係者の陽性が発表されたとき、同時に「濃厚接触者」の数も公表されていた。選手、関係者は、選手と接触する。濃厚接触者でも「6時間前検査」で陰性なら試合にできる。しかも、対戦相手は対戦を拒否できない(新聞あかはた報道)。これでは「公平」と言えないだろう。自分の健康を大切にし、対戦を放棄すれば不戦敗になる。こんな状況では、金メダリストが「不戦勝」で誕生する可能性も考えられる。それでもスポーツなのか。最初の頃のように、「濃厚接触者」は何人なのか、濃厚接触者はどういう「待遇(処置)」にあるのか。それも記事にすべきだろう。 ②は東京の感染が検査数が減少しているにもかかわらず、感染者が前日から635人増えたと伝えている。月曜日(きょう)からさらに拡大するだろう。引用しなかったが、神奈川351人、埼玉449人、千葉279人と増加している。さらに全国的にも大阪471人、沖縄209人と拡大している。
オリンピックは即座に中止し、感染者対策を強化すべきだろう。
さらに、大会関係の記事では、酷暑対策にテニスは「10分休憩」の特別ルールを設けたとも書いている。熱中症にならなくても、疲労が大きくなれば免疫力も落ちるだろう。感染の危険性がさらに高まると思う。
何度でも書くが、感染が拡大し続けている、「バブル対策」が効果を上げていないのだから「安心安全」は単なることばにすぎなかったことになる。間違いがわかったら、即座にいまやっていることを中断し、対策を立て直すべきだろう。