朝日新聞の「暴走」

朝日新聞が、とんでもない「暴走」をしている。

https://www.asahi.com/articles/ASQ4P6TKRQ4PULFA00F.html?fbclid=IwAR0YOXGUwymfYRHerW1aKLs8cXsP2RcDa7dePwaMSBq_Sr3bDevXUg9Mfpw

G20のニュースで、ロシア代表が発言する際、アメリカを初めとする10か国の代表が退席した。そして、「証拠」として10人で記念写真を撮った。
このことについて、

「ロシアは世界ののけ者に」 財務相の発言時に続々と退席→写真撮影

と見出しをつけている。
この「ロシアは世界ののけ者に」と言ったのはだれか。
読売新聞の報道(4月22日、1面)によれば、アメリカのイエレン財務長官である。アメリカのイエレン財務長官ではない。出席していないジェン・サキアメリカ大統領報道官が記者会見で言ったのだ。(朝日新聞の記事は「有料」なので、私は全部を読んでいない。)

それに。G20のうち退席したのは半数の10か国。日本も退席していない。
ロシアをのぞけば9か国は退席しなかった。ブリックスと呼ばれている諸国は退席していない。

戦争の報道だけではなく、その周辺の報道も、アメリカ中心で「暴走」している。
私は今回の戦争を「武力の戦争」「経済の戦争」「報道の戦争」が絡み合っていると感じているが、この朝日新聞の報道の仕方は、まさに「報道の戦争」の証拠といえる。

しかも「舞台」は「経済」。「経済戦争」を「報道戦争」で動かそうとしている。
あまりにも常軌を逸した動きだ。

「報道」がどれくらい危険なのか、自覚がなさ過ぎる。
ロシアを「のけも者」呼ばわりすることで、世論を操作しようとしている。
この危険性を見逃してはいけない。

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谷内修三
マスコミ批判、政権批判を中心に書いています。これからも読みたいと思った方はサポートをお願いします。活動費につかわせていただきます。