少数者の土俵

私はテレビを見ないのだが。
きのう食事をしていたら、家人がつけたテレビから立憲民主党の代表(?)選びの報道が聞こえた。
女性議員をどう増やすか。
答えが、よく聞こえなかったが、あまりにも抽象的。
もっと具体的に言わないと。
立憲民主党に限らず、女性議員を増やす方法は簡単。
(1)安倍の友達によって強姦された女性を救済するために、安倍の友達を逮捕、起訴、有罪に持ち込む。女性の人権を守れ。
(2)森友学園問題で自殺においこれまた職員の遺族(女性)を救済するために団結する。森友学園問題を裁判に持ち込む。安倍の犯罪を明確にする。女性の人権を守れ。(遺族は、やはり人権を侵害されているのだ。)
(3)夫婦別姓が認められないために苦労している女性の救済のために法律を改正する。女性の人権を守れ。
ほかにも問題はあるだろうが、いま明確になっているこの三つの問題を絶対解決すると言えばいいのだ。
これを実現するためには女性の支持が必要。その女性の支持を集めるために頑張る。そうすれば必然的に女性議員が増える。
人権は女性だけではなく、男性にもある、という人間もいるだろうが、そんなことは言わせておけばいい。
女性の人権が守れないなら、子どもの人権も、男の人権も守れるはずがない。
共産党との連携がどうだの、日米同盟がどうだのは、自民党に言わせておけばいい。
そんなことは気にせずに、上に書いた三つを掲げて戦えば、どの政党であれ自民党に勝てると思う。
現実に起きていることに目を向けずに、「大局」なんていってもしようがない。
だいたい日本の自衛隊の軍備は世界でも屈指。
日米同盟もある。外国が攻めてきたらアメリカが助けてくれる、が自民党の言い分なのだから、そうさせておけせばいい。
自民党のやらないことを前面に打ち出せばいい。
だいたい野党は反対しているだけではない、という「言い訳」はみっともない。
反対するのが野党だ、反対意見を言うことで与党案を修正し、よりよいものにするために野党があるとなぜ言えないんだろう。
「反対されるのがいやだったら、政権を譲れ。自分たちが予算をつくるから、自民党が反対意見言えばいい」と主張すればいい。
反対意見にも耳を傾け、よりよい政策を実行していくのが与党の仕事である。それができないなら、与党として失格だろう。
民主主義とは反対意見(少数意見)を尊重することである。
上に書いた三つ以外でも、常に問題になっているのは「少数者」とどう共存するかである。
少数者を排除しない、が民主主義の基本なのだ。
自民党が用意した「土俵」で戦うことが間違っている。
自分の「土俵」へ自民党を引っ張りこめばいいのだ。
「自分の土俵」をもたない政党なんて、意味がない。
「少数者の土俵」が、いま、一番大切なのだ。

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