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シティ・ポップ2021、杉山清貴が誘う「海辺の楽園」
杉山清貴の魅力に囚われてはや一ヶ月(とても浅い)
ほぼ毎日例の蝶ネクタイ赤ジャケ杉山氏動画を鑑賞し(必ずおすすめされてしまう)、Spotifyでせっせとセットリストを組み、杉山清貴&オメガトライブについてもコツコツと勉強中。
オメガトライブってプロジェクトだったの!?とか、解散の真実ってそうだったのかー!?とか、当時小学生だった時のままの知識しかなかった私にはかなりの衝撃。
そしていろいろ知る度に好き度が増してゆくという。
え? これが沼というものなの?
なんて惚けてみたところで、当時からのファンの方々にしてみれば私なんぞは小さな水溜まりでちゃぷちゃぷしてるくらいの浅はかさ。
しかしながら、ここで書かずにはいられない心情をどうかお許し頂きたい。
さて、漸く本題。
つい先程この記事を見つけて私は思わず叫びそうになった。
な、なんだってーーー!?
うわあしまったーー!!
知らなかったーーー!!
杉山清貴をフィーチャーした『トベタ・バジュン/すばらしい新世界 ~RELAX WORLD~』に収録の、爽やかな風が吹き抜けるシティ・ポップ・チューン「海辺の楽園」のシングル配信がスタート!2021年9月28日より配信がスタート!同日にMVも公開!
えっ? なにもう5日も経過してますやん!?
嗚呼、不覚も不覚。
いやいや落ち込んでいる暇はない。
聴くべし! 見るべし!(立ち直りは早い
)
シティ・ポップに造詣が深くない私が言うのもなんだが、ノスタルジックで洗練された「王道」を感じさせる楽曲と、積み重ねた時間に育まれ熟成された豊潤かつ清涼感溢れる杉山清貴の歌声がとても耳に心地よく、その世界に滑らかに惹き込まれてゆく。
ああ、これこれ。
この感じ。
なんて、感覚的なものでも楽しみながら、現在はほぼ消滅してしまったらしい曲終わりのフェードアウトを聴いて、再びノスタルジックに浸るのもいい。
シティ・ポップならではの洒落た味わいを存分に堪能出来るコーラスや音色たちがふんだんにあしらわれているのもまたいい。
『海辺、 砂浜、 月明かりそして楽園。 大好きなテーマ頂きました。
メロも言葉もサウンドもビル街から海へ抜ける、 そんな景色を見せてくれます。
トベタ式リゾートミュージック、 ナイスです。 杉山清貴』
杉山清貴氏からのコメントからもその情景が思い浮かぶ「リゾートミュージック」
「海辺の楽園」とくればやはり「夏」のイメージだが、この曲を聴いていると正に今なのではないだろうか、とも思った。
夏の名残を残しながらも初夏に風合いの似た涼やかな秋風が吹くのを肌に感じ、和らいだ陽射しが降り注ぐ中でゆったりと時の流れを感じる時、その傍らでこの曲、この歌声に耳を傾ければ海辺だけではなくともそこが自分の「楽園」になるのではないだろうか。
こうして80年代のシティ・ポップが現在に受け継がれ、また新たに産み出されることはとても素敵なことだ。
トベタ・バジュンが教えてくれた「すばらしい新世界」を堪能しつつ、杉山清貴の稀有な美声に酔いしれる秋、趣深い。