人生100年
私の通っていた小学校は毎朝、朝礼放送が8時半からあり、その時間に五分ほど先生たちが持ち回りで全校生徒に向けて色々な話をするのがお決まりになっていました。話す内容は、おそらく当番の先生の裁量によって自由なものだったと思います。例えば、その時話題になっている時事問題や、先生の周りであった小咄的なね。かれこれ30年前やから、当然(?!)ながら9割覚えてないです(笑)。一・二年生の頃はほぼZERO~♪です。でも、その時の私にとっては衝撃的な内容だったりするものはいくつか覚えていたりするんですよね。その中ひとつについてお話します。
記憶がある範囲なので、私が小学3年生の時の放送朝礼で、『日本の平均寿命は、世界一』というお題である先生が話をされたんですよ。今の私なら、「だから何!!!」って言うくらい当たり前の内容だったのですが、9歳の私にとっては衝撃的でしたねぇ~(笑)。その当時で、男性が76、77歳くらい、女性が82、83歳くらいだったように記憶しております。その時の私の感想は、
「えっ!エエ?!エエエ!、、あと70年近くあるん?!永っがぁぁ、、、」
子供の頃、私は一日が過ぎるのが長くて長くて仕方ありませんでした。「あれ?!まだ2分しか経ってない、、、。時止まってた?」って思う時、ちょいちょいありました。その自分にとってそれほどの年月は「70年=永遠」のように感じられたのでしょうね。子供の時間の流れ方は、独特なもので、レベルの違いはあれども誰しもが経験している事のひとつだと思います。それを忘れてしまうのが大人になるってことなのでしょうか。(我ながらポエマーのようで、夜中のラブレター病です。でもそのまま上げる主義!)
あの時の「長っ、、、」という衝撃が、もうちょい後の自分に少し足かせとなっちまうのですが、これはまた別の話で。
あの当時から、更に日本人の平均寿命は、男女ともに5~6歳再伸びています。そのことをあの当時の自分にお伝えすることが出来れば、なかなかのリアクションが見られそうな気もします。そして今や『人生100年時代』と言われだして、その言葉自体世の中に、当たり前に入り込んでぃますよね。キャッチーさもパステル色くらいにはなってんじゃないかな。
あの当時からかれこれ30年経った自分なら経験値が違うもん、そんなもん、ドンと来いやで!どれどれ、100から40を引いたら、、(ソロバンをパチパチ🧮)
『ギャァァァァーーー!!! 』
「あれ?!アレ?are?アレ?、、、、10年しか減ってないやん!なに?何?ナニ?」何回か目も擦るわな、そりゃ。時止まってた?
それに、それ(人生)は長なってんのに、情報のサイクルや流行り廃りはどんどん加速していってて、そこの隔たりに戸惑っている自分、、、例えるなら、
「ここの部屋がいっぱいなるだけ、思い出という名の箱を詰めてください」っというミッション与えられてて、そこにゼロ歳からせっせ、せっせと色々なものの入った箱を詰め込んでんのに、全然空間が埋まってく感じせえへんなぁ。あれこれ、部屋さっきより若干デカなってない?「あれっ?」遠くの方を目を凝らしてみたら、ジワジワ私に気づかれないくらいの速さで部屋の壁を外に押し広げてるオッサンおった!!みたいな。しかも知らんうちに、荷物届くのめっちゃ早なってない?!!!私が部屋に入れる荷物の量のキャパ超えてもうて、部屋の前にめっちゃ荷物溜まってきてるんですけどー!みたいな状態?!(例え下手やで、おい、、、)
そんな私を横目に、スマホという名のスケートボードで、すいすいと隙間を抜けていく人もいて、、、気づけば、あそこでトリック決めてるのは紛れもなく我が子ではないかという状況になってるんですょ。我が子ょ、親を置いていくんじゃないよ~(´இ□இ`。)°
焦る自分がじわりと出てきてしまうのですょ。そんな時は、
「世の中の価値観に流されんな!!自分!!!」
自己暗示のような、独り言を心で呟く、、、たまに「流されんな、、、」って声に出ちゃう始末。家族に「なんか言うた?」「流されんな?」って現実に戻ってくんの手伝ってくれる時あるわ。当然、素知らぬ顔で「そんなん言うてなぃょ。⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄テレテレ」ですけど。
ほなまた。(*´ ³ `)ノ"