愛の不時着・感想

愛の不時着がNetflix上にあるのは知っていたけど、見たらハマりそうで、育児の合間にテレビ漬けになるのはいかがなものか、、と遠ざけていたけど
2020年の流行語にノミネートされて、「見よう！」と重い腰を上げたのでした。

すると、1時間半×16話を4日で完走してました。笑
寝不足です。
一気に見てしまい、細部を味わいつくせてないな、、と思い2巡目を完走したところです。
その間にどっぷりハマってしまいました。不時着沼＆ヒョンビン沼に！！！！

私は普段から地上波はEテレのみ。見たいドラマがあるときは見逃し配信で見る程度。韓国作品に至ってはこの作品が初めてでした。
（冬のソナタが流行った頃は小学生だったな）
韓国のドラマはこんなにおもしろいのか！！！と衝撃を受けたし、どうしてこんなにも心を動かされた作品になったのか、備忘録として書き留めたいと思います。

（ネタバレを含むので、まだご覧になってない方は飛ばしてください）

うわ〜何から書こうかな。
・初めは塩対応だったリジョンヒョクが、少しづつセリに心を開いていく丁寧な描写
・セリにロックオンしてからのリジョンヒョクの完璧なボディーガードぶり
（こんなふうに守られたい）
・16話と長丁場なのに、キスシーンが5回しかない！それ故、見つめ合ったり、手を握ったり、抱きしめたり、、キスだけに頼らない表現方法が多彩かつシンプルでグッとくる
・リジョンヒョクがきついこと言って（第六話・病院/第十六話・取り調べ）セリはショック受けているのに、「大丈夫。気にしてない」っていつもリジョンヒョクを許すところ（懐深すぎ…）
・ソウル編になってからのセリの恩返し（第五中隊のみんなへのもてなし、保険担当の人へスカウト、従業員にボーナス、北朝鮮マダムをモチーフにした化粧品など）涙なしには見れず、私まで誇らしい気持ちに、、
・リジョンヒョクとセリが対等なところ。経済力も社会的地位も。
守ってもらうだけじゃない、大事な人を守り抜く強さを持ったセリが魅力的。
・イケメンでスーパーマンなリジョンヒョクなのに、そんなところは一切見せず、セリしか見てないところが愛しい。
・スイスでのストーリーからの伏線回収にゾクゾクする。吊橋で会っていた＆リジョンヒョクのピアノを聞いていたかつメロディを覚えていて、セリはその曲を探していた…答え合わせできたときにシーンが盛り上がるのに、あえて「君は明日南に帰る」というリジョンヒョクの自制心の高さがまた泣ける。
・16話は涙なしには見れないし、リジョンヒョクから届く1年間の予約メッセージもいいし、それを拠り所に明るく生活するセリも健気。
このメッセージにはわたしたち視聴者が生活を明るくするヒントでもあって、見ながら励まされたし、日常生活で度々思い出す。

（ネタバレ終了）

愛がいっぱい詰まっていて（恋人同士、仲間、親子、家族）
それらが紆余曲折ありながらも誠実で、見ていて心が暖かくなって癒やされる、、それが私史上、一番心に残ったドラマでこれからもたまに視聴していくであろう理由かな、と思いました。
初めて見た韓国ドラマでこの衝撃はすごかった。

38度線を舞台に描かれるので、どうして朝鮮半島が分断されたのか。
その歴史を避けては通れないし、それが今も日韓関係に禍根を残している。
それを私達が知ることも大事なこと。

余談です。海外に行っていたとき「日本と韓国は仲が悪いよね」と他国の人から言われることがありました。韓国人旅行者も沢山いて、会話をすることもありました。そこで得た結論は「国同士のことと、個人は違う」ということ。
国同士ではいさかいはあるけど、韓国のエンタメは世界に通用するもので素晴らしく（BTSも凄いよね！）称賛を送るべきものと思っています。

そしてリジョンヒョクを演じたヒョンビンさん。
知れば知るほど、ご本人も誠実でチャーミングな方。完璧男は世界を救う。ほんとに。2020年流行語受賞のコメントも配慮が行き届いていて素晴らしかった。
年齢を重ねるごとに艶っぽさも増している…！
そして髪型を変えるだけで、雰囲気がガラリと変わるのもまたファンが目を離せない理由なのかな。
すっかり沼の住人になりました。夢に出てきて、ホクホクな朝を迎えています。笑

韓ドラの他の作品も見たいけど、不時着ロスなのでヒョンビン氏とソンイェジンさんの作品は避けて「サイコだけど大丈夫」を見初めました。

実家の母にFire TV Stick送り、不時着沼に道連れにしています。笑
12月14日は、愛の不時着が放映されて1年の節目だそうなので、この機会に見てない方はぜひ。素晴らしい作品ですよ。