一郎さんと私
サカナクションの一郎さんが休養に入ってから配信されたインスタライブをいくつか見た。
ご本人の辛さを他人の私が本当には理解できないんだろうけど、それでも「しんどかったんだな」ということはすごく伝わってきた。
昨日のインスタライブでは「自分が本当に好きなものを作れなくなっていた」というようなことを話されていた。
メンバーやスタッフやファンに受けそうなもの、ライブの集客とか、そういうことを考えるようになっていた、というようなことを。
プロである限り売れてお金を稼ぐ、ということは大事だと思う。
商業的なところと自分のクリエイティブなところをどううまくすり合わせるかの問題なのかな。
どうなんだろう。
働いてると清濁併せ呑む的な場面が多いな、とよく思う。
自分の中の譲れない部分なんてあっけなく譲らないといけないこともあって、そのたび自分の存在意義みたいなのがどんどんなくなるような感覚が積み重なっていく。
お酒を飲みつつ少し顔を赤くしながら話す一郎さんを見ていて、自分と重なる部分を感じてあらためて「しんどかったんだな」と思った。
最近仕事が嫌すぎて、仕事以外のこともなにもかもが嫌になってきて本当に全方向においてどうでもよくなっている。
休みの日も家から出ない。
出ないというか出られない。
食料品をまとめ買いして、家の中に引きこもっている。
そんなに仕事が嫌なら辞めたらいいのにって、そんなの100万回ぐらい考えてきた。
今はそれを考えるのも億劫。
今YouTubeで配信されているサカナクションのオンラインライブを見ながらこれを書いている。
そういえばコロナ禍でものすごい自粛生活だった頃、毎週末サカナクションはYouTubeで過去のライブを配信してくれていて、いつもそれを見ていた。
あの時は勇気づけられたな、と思う。
今はこの数年の疲れの重なりを感じつつ見ている。
昨日一郎さんがおすすめしてたもろみ酢を注文してみた。疲れている時に飲むと疲れが取れるって言ってたから、ちょろいな、と自分で思いつつ。
あ、そういえばいつかのインスタライブで一郎さんが紹介してた青森ヒバの香り、同じものを持っていたからうれしかったな。木の香りって落ち着く。
今日は寝るときに部屋にまこうかな。
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