生ドーナッツってヤツは
「あのドーナツ食べた?」って時々訊ねられる
どうやら
あの行列必至のお店のドーナツの事らしい
少し前に
私の住む九州にもオープンして
尋ねた人達は
行列に並んで買ったのらしい
同じ九州と言っても隣の県だし
1時間以上も並ぶって噂だし
残念ながら
私にはそのエネルギーは無いなぁ
それに、シニアに片足突っ込みそうな私には
ドーナツにそこまで
心が動かない ってのが1番の理由の気がする
しかし、子供の頃には
手作りお菓子といえば
ホットケーキ(決してパンケーキではない)
と
ちょっと硬めのドーナツ(食感は限りなくサーターアンダギー)が定番だった
あとハウス食品の
プリンとシャービック
あっ!違う違う 逸れてきた
今日はドーナツ🍩だった
そんなことを沸々と思い出していると
だんだんと
ドーナツの口になってきた気がする
話題の【生ドーナッツ】とやらを
自作しようではないか!
なんとなく頭の中で【生】イメージを膨らませて
レシピを組み立ててみる
いけそうな気がする
水分量とリッチな風味を押し出せば…
何とかなるんじゃ🤔
そして扱いにくいほどの水分と油分を加えた小麦粉をコネコネ
だらけてきそうな生地を誤魔化しながらも
どうにかドーナツに型抜きして
罪悪感しか無い揚げ油に投入して
(油は最低限の量に挑戦することに)
持ち上げようにも
箸で潰れてしまいそうな相手をひっくり返し
そして引き上げる
油切りのバットにあげたら
ヘタっと頼りなく寄りかかってしまう
なんか、儚げなんですけど😶
いや、そんな感傷に浸ってる暇はなく
デコレーションしなければ
冷めちゃったら
お砂糖がつかなくなっちゃう
ドーナツ用の粉糖をまぶして
抹茶の粉を振りかけたり
アイシングやナッツをトッピングしたり
ずいぶんと忘れかけていた
(可愛いいを作る)作業を施した
奇跡だな
口の中でとろける(…ようだ)
油を吸ってお砂糖だって入ってるけど
この粉の塊は一瞬に(…それくらいの速さで)
無くなってしまう
3個食べてやっと通常ドーナツの1個と換算できそうな体感
我ながら初見でこんなに美味しく
ふわふわで、へろんへろんな
儚いドーナツを作ることができて超ご機嫌
家人も絶賛して3個を瞬時に完食
食べ終わったそばから「また作ってね」とか
言ってる
あぁ、この【生ドーナツ】ってヤツは
中高年も虜にしてしまう食べ物かもしれない
いや、そもそも
これは【生ドーナッツ】では無いかもしれない
(本物食べた事ないから)
もっとフワフワでとろけるのかも知れない
取り急ぎ
その本物を食べるべく並んでみようか🤔
私の事だから
多分本物を知らないまま
この、【生ドーナッツもどき】で満足して
並ばない気もする(小声)