「YABUSAME」の作者、古田 亘さんについて
古田 亘(ふるたわたる)さんについてご紹介いたします。古田さんは写真家であり、アートディレクターでもあります。
履歴
1971年、静岡市生まれ。CICカナダ国際大学を卒業後、コンピュータ会社の株式会社SCSKに就職したそうです。そこで営業・宣伝の仕事にたずさわり、映像制作会社へ転職。様々なメディアコンテンツのプロデュースやディレクションを経験したのち、2001年に独立しました。
プロデュース / ディレクション
キャリア初期には、浅野忠信さんが初めて監督したオムニバスドラマ「トーリ」(2004年)のプロデュースや、世界で活躍する3人の女性プロボディーボーダーを追ったドキュメンタリー映画「アドア」(2007年)の監督として注目を集めました。
撮影 / アートディレクション
BS-TBSなどのテレビ番組やキャンペーン、Hello! Projectによる舞台公演のためのデザインや写真、映像演出を数多く手がけています。俳優・タレントさんの撮影も多く、2017年には、2.5次元作品として大ヒットした「メサイアプロジェクト」の舞台イメージ写真で構成した「メサイア First Exhibition」を「GALLERY X by PARCO」(渋谷)にて開催。「今年最も住んでいたい写真展」とSNS上で話題になるなど、各方面から称賛を受けました。
2015年に「BS-TBS功労賞」、2016年には「JPS日本写真家協会優秀賞」も受賞しています。
2018年に刊行された、俳優・小松準弥さんのファースト写真集「小松準弥『君』」の撮影も古田さんです。小松準弥さんは「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の蓮巳敬人役が有名ですね。この本も電子書籍として配信中。
オリジナル作品
写真展を通じてオリジナル作品も積極的に発信しています。おもな写真展に「少年と海」(2015年、代官山・GALLERY SPEAK FOR)、「GREEN GATE」(2016年、同)があります。「少年と海」「GREEN GATE」「ISRAEL」など、素敵な自作写真集を何冊も発表しています。
「GREEN GATE」展のときのインタビュー記事は、こちら。
その他、もっとたくさんの話題があります。以下のHPもぜひご覧ください。
いかがでしょうか。このようなエンターテインメント本流の古田さんを魅了した伝統神事・流鏑馬の美とはどんなものだろう、とのご興味もお持ちいただけたら嬉しいです。写真集「YABUSAME」は、さまざまな楽しみ方ができる本なのです。
(人物撮影 : 中野建太)