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【塾生通信#18】薮中塾〜最高峰の学びの環境〜

 こんにちは。薮中塾6期生の三枝弦人です。今年25歳の社会人3年目です。薮中塾は学生中心のコミュニティですが、僕も混ぜてもらっている形ですね。


 僕は東京農業大学で農業経済学を学び、ホクレン農業協同組合連合会という北海道の農協系統組織に就職しました。幼少期の芋掘りをきっかけに食と農の世界に惹かれ、気がついたら東京農業大学に進学して農業を学び、就職活動の時も農業に携わった仕事をしたいと思うようになりました。

 仕事とは、人と社会を繋ぐものだと考えています。自分が社会とどのように関わり、影響を及ぼしていくか。社会をよくしていけるのか。人類の繁栄にどう貢献するか。こうした思いを体現することが仕事だと思います。僕にとっての仕事は農業に携わることだと言い切れます。


 今回はそんな僕がなぜ薮中塾の門をたたいたのか。薮中塾で何を得ているか。これからどのように活かし、どうなっていきたいか。この3つのことを書きたいと思います。

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なぜ薮中塾で学んでいるのか。

 薮中塾には、学生の頃からの友達が通っていたのと、母が若い頃外務省に勤めていたことがあって薮中先生の話を母からよく聞いていたので前々から興味は持っていました。しかし、僕は東京の大学に通い、体育会サッカー部に所属していたため京都まで通うことができず、断念していました。

 僕は、社会人になってからの2年間、北海道で仕事をしていました。北海道のオホーツク地方というところで年間約23,000頭の豚を買い取って、豚肉から骨・内臓・皮といった副産物、加工品を販売する仕事をしていました。付加価値販売を促進しようと、東京に売り込んでも、日本全国にはおよそ400種類の銘柄があり価格の叩き合い、自由貿易協定は促進され、安価な輸入物もあります。その上、政府は畜産クラスター事業として規模を拡大する生産者に助成金を出しています。
 そんな中、お世話になっていた2軒の生産者さんが離農してしまいました。自分の無力さを痛感すると共に、日本農業は構造的課題を抱えていることを再認識しました。一プレーヤーとしての限界。ミクロでのアプローチも大事ですが、制度や規制改革、何よりも全体の方向性を指し示す必要があり、それを担うところに自分は行き、日本農業を構想したいと思うようになりました。今年の2月、そう思ったタイミングで東京支店への転勤が決まり、どうやって学び、さらに力をつけていこうかと考えた時に頭に浮かんだのが薮中塾の存在でした。

薮中塾での学び

 僕の薮中塾での学びは大きく2つあります。一つは、ディベートの型。二つ目は、学びの機会と出会いです。

 新型コロナウィルスの感染拡大のため、京都でオフライン開催は叶わなかったのですが、4月にオンライン開催で待ちに待った入塾式を迎え、第一回目の勉強会が開催されました。
 勉強会のテーマは、憲法9条。早速ヘビーな内容でした。にも関わらず、僕は無邪気に何も下準備もせず、考えもまとめずに臨んでしまいました。
 案の定、一生懸命勉強している自分よりも3つも4つも年下の学生たちに論理でボコボコにされ、とっても悔しい思いをしました。
 本当に悔しくて、次月の勉強会では入念な準備をしました。テーマがイラン問題だったので、外務省で中東のテロ対策を担当している方に相談し、自分の考えの下支えをした上で、ディベートで同じチームになった他のメンバーと一緒に主張と反論と反駁を考えました。結果は、準備しただけあって自分の主張も自信を持って行うことができ、大きく崩されることもありませんでした。
 とても嬉しかったし、これによってディベートの型を身につけることができました。自分の主張をエビデンスを基に支え、反駁を考えるというディベートの型は、これからの仕事にも大きく生かされると思いました。
 
 もう一つの価値は、学びの機会と出会いです。薮中塾には、薮中先生や社会で活躍しているOBを中心に、一生懸命社会を思い、学ぶ意欲の高い学生が集まっています。そんな学生たちと月に一度本気で勉強する機会は非常にありがたいし、貴重です。
 社会人になると、どうしても意識しないと付き合いも視野も狭くなってしまいます。薮中塾のコミュニティは、社会人の方にこそオススメしたいというのが僕の個人的な思いです。

これからの話

 最後にこれからの話を書きます。

 まずは、今置かれている環境から何を得るかということに注力します。本業である食肉業界でまず功績を残したいです。体質は古いし、しがらみも多いし、怖い人多いし、辛いこともたくさんありますが、僕は常に力の限りを尽くしたいと思っています。それから次のステージに行きたいです。

 次のステージに行くための準備も大事です。まさしく薮中塾で学ぶこともそうだし、今は大学院にも通っています。さらに霞ヶ関改革を手掛けた青山社中の朝比奈さんの元で、政治行政、霞ヶ関の論理、ロビイングを学んでいます。その他にもいろいろ詰め込んでいます。
 なぜこれだけ詰め込むのか、詰め込めるのかというと、コミュニティの力だと思います。場づくり、環境って大事だと思います。人間なので、どうしても心折れそうな時、踏ん張れない時ってあると思うんですが、仲間の頑張っている姿を見て頑張ろうと思ったり、半強制的にやらざるを得ない環境が非常に大事で、僕は環境に支えられていると強く思います。
 薮中塾は間違いなくその環境が整っているので、様々な角度から社会を捉えたい方、深い学びを得たい、自分の考えを深めて発信する機会を経て成長していきたい方はぜひ入塾を検討していただきたいです。

 僕は学生の頃から数々の勉強会のコミュニティを見たり、入ったりしてきましたが、薮中塾は最高峰の学びの環境が揃っていると思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

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