
一杯のコーヒーから考える多様な社会
今回は、今の教育界を取り巻く、現在の社会について考えてみたいと思います。一杯のコーヒーを飲んだ経験からnoteに書いてる今回の結論は、いかに現在が多様な社会か、とういうことです。
先日、京都駅前のカフェに入って、ブレンドコーヒーを飲みました。
とても美味しかったが、一杯600円以上はしました。店内は、夜8時だったにもかかわらず、満員でした。

自分のお昼ご飯は、某イタリアンレストランのドリアとプチフォッカチャで合計で500円ぐらいでした。正直、お昼ご飯よりも高いコーヒー(もちろん美味しくて満足ですが・・・)。そこで、自分は考えてしまいました。
ここに来てコーヒーを飲んでいる満員のお客さんは、「値段」という物差しだけで、お店を選んでいる訳ではないんだなぁって改めて思ったんです。お店の雰囲気、接客の上手さ、落ち着いて仕事ができる、コーヒーの美味しさ場所自体が駅前でちょうど良いなど様々な物差しで、このお店を選び、コーヒーを飲んでいます。
ある一定の人たちが、安いという判断基準以外で、お店を選んでいます。当たり前と言えば当たり前ですが、その店内は満員で結構な人が、このお店に行ったタイミングは、コンビニやファーストフードのコーヒーよりも、多くの人がこのお店を選んでいました。
現在の社会は、自宅でもかなり美味しいコーヒーが飲めるし、ほぼ無人のドリップコーヒーが飲める場所があったり、丁寧にコーヒーを入れて比較的高価格で提供するお店があったり、一杯のコーヒーの選択肢はかなり幅広い、幅広くなっていると思います(一杯5000円のコーヒーが東京にはあるとも聞いています)。人々がその様々な選択肢をシーンに合わせて使い分けているということを考えると、改めて多様な社会なんだなぁと思いました。
多分、私たちの未来は、一杯のコーヒーの選択肢はもっと増えていると思います。大雑把に行ってしまえば、ますます多様な社会になると思います。
現在の教育を考えるときに、今の子どもたちが未来に選ぶ選択肢はかなり幅広い可能性があります。その際に、自分を理解して、自分に合った何かを選択する力が必要になるんだと思います。キャリア教育で言えば、「自己理解・自己管理能力」や「キャリアプランニング能力」が子どもに備わっていないと、選ぶことができないっていうぐらい、多様な社会になっていく気がします。なので、今の教育活動のなかでも、もっと子どもが「選ぶ」体験や「判断する」体験をたくさん取り入れていきたなぁと感じました。その際に、自分を理解して、将来のことも考えて判断する力をキャリア教育では伸ばさないといけないなぁって思いました。