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インタフェースとしてのスマートフォンのサイズの話
私的に今(2022年6月時点)入手可能な最高のスマートフォンだと思っているのが、UnihertzのJelly2というスマートフォンです。
画面サイズ3インチの小さいスマートフォンで、おさいふケータイ(FeliCa)に対応しているので、Suicaなど電子マネーが使えます。
商品説明にAndroid10とありますが、つい先日、Android11にアップデートできるようになりました。
インタフェースとしての画面のサイズ
スマートフォンの画面は、見るためのアウトプットデバイスと、入力のためのインプットデバイスの両方の機能を持っています。見ることだけを考えると、大きいほうが見やすいし好まれます。指でタッチする入力デバイスと考えると、「人間の手の大きさ」に起因して決まってくる最適な大きさというものがあると思います。これはたぶん、スマートフォンをデザインするときのジレンマになっているんじゃないかと思います。
入力デバイスとして、人間の手の大きさとの関係性の優先度を上げて設計すると、画面サイズは3インチくらいのものになるんじゃないか、というのが私の考えです。手のひらで握れるくらいのサイズで、片手で主要な機能が完結できるのは、このくらいのサイズである必要があると思います。
一方、見るほうの目的の優先度を上げると、画面は大きいにこしたことがない、という話になってきます。最近のスマートフォンは、多くの情報を閲覧できたり、高画質なカメラで撮られた写真や映像を観たりすることができるので、そちらを優先しようとすると、当然ながら画面は大きいほうがよくなります。
そして、多少大きくしても入力のための機能性が大きく損なわれることはない、ということから、スマートフォンは比較的大画面に向かう方向で進化してきているのではないかと思います。
スマートフォンに求めるのは機動性
デジタルデバイスとしては、スマートフォンだけでなく、タブレットやPCも併用するケースが多いと思います。
そんな中、スマートフォンに求めているものは何かを改めて考えると、やはり機動性なのではないかと思います。
機動性と考えると、画面への入力性だけでなく、カメラでの撮影や、FeliCaでの電子マネーの利用のシーンでも、小さめのほうがその場に適しているといえると思います。
そう考えると、「見やすさ」のほうよりも、機動性の高い入力インタフェースとして最適であることを最優先にしたサイズ感の製品のバリエーションがもっと増えてきてほしいと個人的には思っています。