【一般向け】データから見る令和の結婚事情
未婚者の結婚願望は、この40年間ではおよそ10-15%、この20年間ではおよそ5%低減している。
ちなみに、この未婚者には、離別者および死別者――過去に結婚したけど別れましたという人や、何らかの理由でパートナーを亡くしましたという人――は含まれていない。
まとめると、20-40代未婚者の70%は恋人がいない。さらに20代男性の場合は約50%、20代女性は約30%が、そもそも交際経験を持たない。
何が起こっているのだろう。交際などどうでもよいと思っているのか、そもそも興味がないのか、はたまた興味はあるけど叶わないのか、興味が対人関係コストに届かないのか。
ところで、
このことは言い換えると、結婚を希望しない場合、恋愛はしなくてもよいと言えるだろう。それどころか、恋愛をしたくないという人もいるのかもしれない。
令和の結婚のほとんどは恋愛の延長線上にあるし、恋愛は「結婚をするためならやってもよいかも」という位置づけのようだ。
以上をまとめると、次のようになるだろう。
つまり、いずれは結婚するつもりなどと考えているけれども、その考えはどれだけ現実的なものなのか疑問が残る、といったところだろうか。そして、恋愛をするなら結婚のためと思っているので、結婚をしようと決めない限り、恋愛には消極的である。金銭と自由を重んじているためだ。
ということは、「たくさん恋愛をして、酸いも甘いも経験しているうちにとうとう結婚することになった」というようなことは、この先減っていくのだろう。そもそも、恋愛みたいなめんどくさいことはしたくないのである。
――さて、今回の記事では、2024年4月時点の最新データから、令和時代の結婚について考察した。いったい、令和の結婚はどうなってしまうのだろうか。
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