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ジャークチキン

長らく気になっていたジャマイカ料理のお店へ。母と2人で、ジャークチキンとジャークポークをそれぞれオーダーしました。

ジャマイカの「ジャークチキン」…なんとなーくのイメージはありましたが、おそらく食べたのは初めて。「ジャーク」というのは「スパイスで味付けする」という調理方法を指すそう。ジャマイカはカリブ海の島国なので海賊が船の上でBBQをしていたとか、保存食として発展したとか、発祥の説はいくつかあるようです。

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出てきたプレートは、チキンとライス、トッピングにフライドポテトとサラダとシンプル。チキンは骨付きで、断面がワイルドなかんじ。バン、バン、と派手な音が聞こえてきていたのですが、おそらくチキンの骨を叩き割っていたんだろうなぁ。

チキンは一晩スパイスに漬け込んでいるそうですが、辛くはなくて、卓上のチリソースで調節。これが絶妙な味わいで、辛いのがあまり得意でない母も結構かけていました。

チキンもさることながら、パラパラのライスもおいしくて。どうやら「ライス&ピーズ」というジャマイカの豆ご飯。豆はキドニービーンズかな。日本の豆ご飯ほどたくさんは入っていなくて、味つけもさらっとしていて、ほのかな風味だけを感じるような。お肉と食べることを前提につくられている、最高の組み合わせ。

お店に入った時は8割がた席が埋まっていたけれど、まもなくお客さんが引いていって、店主らしき人と常連さんとの話を聞くともなしに聞いていました。都会には都会の、田舎には田舎の大変さがあるし、やっぱり人付き合いが一番気を使う、みたいな。総じて、「どこで生きていくのも大変だ」というお話かな。

お店で話す時なんて、よっぽどじゃないかぎりは声をひそめることもなく好き勝手に話してる。でも、こんなふうに、意外と聞かれているのかも。

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やぶ
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