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楽しいものづくりと販売の両立

2023.2.5

売り方をレクチャーしといてあれなんだけど、
例えば、当分は販売をお休みして自分のために作ろっかなって考えてみたらすごい幸せで、

やっぱり対価をもらうってことに注力すると、すごく心身ともに労力使うんだよね。

ちゃんと仕上げて送らなきゃっていうプレッシャーもあるし

材料の仕入れにも気を回さなきゃだし

去年のクリスマス頃に受けた受注品は、ちょうどBASEのクーポンが出てたから、クリスマスプレゼントになると思って多めに用意することを優先したんだけど

本当なら(体力的にも精神的にも技術的にも)もう少し作り込む余地があったけど、数を作る分、安定的に作れるところで区切りをつけて受注したの。

それでも相当作り込んであるし、適正な価格だと思うから恥ずかしいものを作ったとは思わないけど、
私の力量からすると、少し妥協したところがあったと思う。

数をとるか、質の良さをとるか。
手間はかければかけるだけ値段を上げなきゃ身体は持たないし、妥協すれば心が満足できないし。

去年イライラしたのはそれが原因だったと思うんだよね。

でもすでにこれだけ作り込んでるのにまだ作り込みたいって思っていいものか、
作らせてくれる人がいるのか、
値段が今以上に高くなっても欲しいと言ってくれる人がいるのか、
尻込みじゃないけど
何となく今の水準でって、たかを括ったところがあったかもしれない。

お正月に販売した着物セットはね、自分のとプレゼント用もいれて全部で6セット作ったんだけど、
本当は5セット全部プレゼントにしようと思って作り始めたの。
年末で、針仕事を神様に捧げるようなつもりでいたから、対価はどうするか考えずに、ただ良いものを作ることだけに集中して、隅から隅まで作り込んだ。
神様が引くぐらい可愛いものを作ってやろうって。
そこには、歯止めなんかないから、
いくらで売るからこれくらいにしとくかとか無いから、作るのが楽しくて楽しくて。 

結局できたもの全部をプレゼントにしたらちょっとやりすぎだと思ったし、この素晴らしい作品にお金を払いたい人がきっといるから、その方の手に届けば良いと思ってお正月に売り出した。

あれを体験しちゃったからな、
これからは、全部神様に捧げるような気分で作りたいかもしれない。
商売が成り立つかなんてやってみないとわからないけど、
YABOU劇場で自分が今まで披露してきた想いの数々を見直したら、わたしが一番ここから逃げちゃだめだよねって思ったの。

ここが劇場で、観客がいると思うと腹が決まるっていうか、
どんなに人間としてつまんない部分を見せたとしても、ものづくりから逃げるわけにはいかなくなるし、そこだけは自分を見損ないたくない。
とりあえず逃げ道は断つ♪
どんなものができるかなぁ、試作したい型紙がしこたまあるんよねぇ
どっからやるかな〜


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