
行政書士試験合格発表を前にして
【単発シリーズ#15】
いよいよ令和6年度分の行政書士試験の合格発表日が、来週1月29日(水曜日)に迫ってまいりました。合格発表日当日にもこのようなコラムを執筆する予定ですが、昨年試験に挑戦された方々は、今ごろ気が気でない状態かと思います。特に、記述抜きでは合格点に達しなかった方や、記述の結果で合否が大きく左右される方にとっては、内心ドキドキしているのではないでしょうか。実際、筆者も2024年1月はそのような心境でした。
私は2度目の挑戦で合格しましたが、1度目の2023年は試験当日の夕方に予備校の速報をWebで確認し、すぐに自己採点を始めました。結果は不合格。正確には記述が高得点であればという含みはありましたが、とても残りの点数を記述式で獲得できるほどの出来栄えではありませんでした。2度目となる2024年は、1度目より自信がなかったため、あえて自己採点を控え、翌年1月末の合格発表日までそのまま待つことにしました。記述式はもちろん、選択式ですら何問正答しているのか分からない状態でしたので、合格発表日にはまさに祈るような気持ちで番号ファイルを開いたことを覚えています。自分の番号が近づくにつれて心臓が高鳴り、本当にドキドキしました。そして自分の番号を見つけたときには、いわゆる2度見どころか、3度見、4度見しました。何度も受験番号を確認し、番号ファイルの画面と照らし合わせ「本当に合格したんだよな」と確信するまでには、かなりの時間がかかった記憶があります。
合格の実感は、それはもう何にも代えがたい喜びでした。この喜びは言葉では表現しきれないものです。今回合格された方々も、きっと同じような嬉しさを味わうことでしょう。
筆者は最近行政書士会に登録したばかりで、まだまだこれから顧客を獲得しなければならない状況なので、偉そうなことは言えません。ただ、合格された方はぜひ行政書士として登録されることを検討してみてはいかがでしょうか。登録料は決して安いものではありませんが、その費用に見合うだけの責任感と、「頑張らなければならない」という身の引き締まる思いを得られるはずです。
また、これは愛知県の方限定になってしまいますが、行政書士登録に向けたノウハウを別のコラムにまとめていますので、ぜひそちらもご参照いただ
ければと思います。
それでは、また合格発表日の1月29日にまたお会いしましょう。