行政書士試験、お疲れ様でした!
【単発シリーズ#05】
まずは一言。2024年11月10日(日)、行政書士試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。今回のコラムは皆さんに付加価値を提供するというより、私自身の感想を綴った、ブログのような形の内容となります。その点は、あらかじめご容赦ください。
私は令和5年度の行政書士試験合格者です。他の記事でも触れていますが、これは私にとって2回目の受験であり、令和4年度は不合格、翌年の試験で無事に合格することができました。あれから早1年が経ち、時が経つ速さを実感しています。
このコラムは試験翌日の2024年11月11日(月)に寄稿しています。昨日、日本の多くの方が気づかぬまま行われていた行政書士試験。私は偶然、試験開始時刻である午後1時の数分前に時計を見て、「今から試験が始まるんだな。皆さん緊張しているだろうな。どうか持てる力を出し切ってほしい」と密かに思っていました。その後も自宅で仕事をしていましたが、また偶然、試験終了時刻である午後4時の数分前に時計を見て、「長い戦い、ご苦労様でした」と一人でつぶやいていました。
年に3回も受験機会があるFP資格試験などとは異なり、多くの国家資格試験は年に1回。だからこそ、この試験のために1年間血のにじむような努力をされた方々が多いと思います。「本当に問題は解けるだろうか?」「勉強した部分が出題されるだろうか?」という心配に加えて、当日、体調を万全にして試験に臨めるか、風邪をひかないか、コロナやインフルにかからないか、さまざまな不安を抱えつつの受験だったと思います。
自己採点を終えて記述抜きで合格点に到達した方、残念ながら不合格の見込みと確認して落ち込んでいる方、自己採点はせず合格発表を楽しみに待とうと決めた方など、さまざまな状況の方がいらっしゃるでしょう。記念受験の方はともかく、昨日、試験会場まで行き、万全の体調で試験に臨み、1年間頑張ってきた力を出し切ることができた方は、皆さん勝者だと思っています。もちろん、こんな陳腐な表現、私自身が受験者だった頃はなかなか受け入れられなかったです。資格試験においては、やはり合格しなければ意味がないと考えていましたし、「受験勉強を頑張ったこと自体も貴重な経験だ」と言われても、どうしても納得ができませんでした。しかし、今の立場になってみると、チャレンジしたこと自体に価値があると、心から思えるようになったのです。
再び挑戦しようと思っている方、次の資格へのステップアップを考えている方、あるいは法律系とは異なる別ジャンルの資格を目指す方、それぞれの道があるでしょう。皆さんが手に入れたのは、合否以上に「勉強習慣」ではないでしょうか。この貴重な習慣を身に付けたあなたには、ぜひそれを継続していただきたいです。1週間程度の休息は必要かもしれませんが、長く空けると勉強への緊張感が失われてしまうかもしれません。勉強習慣を身に付けた皆さんは、まさに「勝者」です。ぜひ、合否に関係なく、次なる挑戦につなげていただければと思います。
本当にお疲れ様でした。