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宅建試験合格者の方、おめでとうございます!

【単発シリーズ#06】

 このコラムは令和6年11月26日(火)に執筆しております。本日は令和6年の宅建試験合格者発表の日です。まずは、何をおいても本日無事合格を勝ち取った方、本当におめでとうございます!!
そして、惜しくも不合格だった方、一旦休息を取りましょう。
 今回のコラムは、皆さんに付加価値を提供するというより、筆者自身の感想を綴ったブログのような内容となります。その点はあらかじめご容赦ください。
 筆者は令和3年10月開催分の宅建試験合格者です。あれから早3年が経ち、時の流れの速さに驚いております。

 資格試験の“あるある”かもしれませんが、宅建試験は昔ながらの合格者の受験番号がPDFで掲示され、各自で受験番号を照合して合格者番号として掲載されているか否かを目で探す、非常にアナログなシステムです。
筆者も、合格者番号が掲示される日は朝からハラハラドキドキで、掲示開始の午前9時半過ぎには混線が予想されることから、その時間ちょうどには確認せず、会社員ということもあり昼休憩を待って会議室で一人こっそり確認したことをよく覚えています。

受験番号の公告サイトキャプション

 ちなみに、筆者が受験した回の合格基準点は34点に対し、筆者の点数は36点でした。結果的に見れば2点分上回っていたのですが、今年も皆さんがお感じになったように、各予備校サイトの予想合格点ラインは非常にばらつきがあり、この回もおそらく38点と大きく上振れ予想されていた予備校もあったと記憶しています。36点であればよほど大丈夫だろうと思いながらも、やはり40点を超えるような得点でない限り、相対評価である宅建試験では合格発表当日までハラハラドキドキだったことを思い出します。今年の皆さんも、きっと同じ心境だったのではないでしょうか。なお、今年の合格基準点は37点で合格率は18.6%だったようですね。とあるサイトによると、各予備校の合格予想点は34点~38点あたりだったようで、「梯子を外された」と感じた方も多数いらっしゃったことと思います。

 一般財団法人 不動産適正取引推進機構発表の統計データによると、令和6年度試験は出願者数が約30万人に対し、実際の受験者数は約24万人とのことです。つまり、この時点で2割もの方が脱落しているということです。残りの8割、つまり当日試験会場に出向き試験を受験された方々には、「ただ指定された受験会場に行っただけ」と思うかもしれませんが、それでもこの8割に入れたという事実を受け止め、自負を持ってもらえればと思います。
 以前、行政書士試験日直後のコラムでも書かせていただきましたが、受験日に試験会場まで行き、万全の体調で試験に臨み、1年間頑張ってきた力を出し切ることができた方は、皆さん勝者だと思っています。

 仮に今回不合格だったとしても、一生懸命勉強したからこそ「悔しい」と感じる権利を得たとポジティブに受け取っていいと思います。今回非常に悔しい思いをしたということであれば、それを裏打ちする相応の努力があったからのはずです。たかだか数時間しか勉強せず受験して、落ちるべくして落ちた場合、一体どれほど「悔しい」と思えるでしょうか?
いや、一生懸命勉強したあなたが、そのような人が「悔しい!」と言っている場面を見かけたらどう感じるでしょうか? つまり、そういうことだと思っています。悔しいと思いますが、「悔しさ」が強ければ強いほど、それは頑張った証です。胸を張りましょう。

 合格された方は、ここで終わりにするのではなく、ぜひ次のチャレンジを目指してください。残念ながら不合格だった方は、ここから1年全力疾走で勉強する必要はないと思いますので、一旦少し休息を取りましょう。ただ、せっかく身に付けた勉強習慣をここで失うと、再度獲得するまでに無用な労力とストレスを伴います。追い込みをかけるのは試験の4~5か月前からでも十分だと思いますが、ほんの10分でも15分でも毎日過去問を解くなりして勉強を継続していただければと思います。宅建試験は無料で過去問を提供している便利なサイトがありますので、ぜひこれを使い、通勤・通学途中など隙間時間を活用して毎日少しずつ勉強を続けましょう。

 本日合格された方、改めておめでとうございます!今晩はぜひ祝杯をあげてください。
本日惜しくも不合格だった方、もし一生懸命勉強されたのであれば、その悔しさをしっかりと噛みしめましょう。そしてそのエネルギーを全て来年の試験にぶつけてください。応援しています


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