フォロワーを増やし、つながりを深める『もうひとつの』Twitter運用法~意外なスペースの使い方~
やべっちです。
今回は、Twitterでフォロワーを増やしたい方向けに「もうひとつのTwitter運用法」をお伝えします。
この手法は、ウケるツイートの型にとらわれず、自分の信念や想い、あるいは自分そのものをコンテンツにしたい方に向いている手法です。
グラフが鋭角になっているのは、スペースを行った日です。
そして、スペース上で『あること』を行ったことにより、急激にフォロワーが増えたのです。ちなみに、フォロバ狙いで先にリスナーをフォローした、とかではありません。
細かい仕掛けは後ほどご説明しますが、今は、音声配信機能「スペース」の威力と可能性を知っていただければそれで充分です。
ちなみにこの手法、今後のTwitter運用の主流になると思われます。
まずは、それを示唆するツイートを紹介します。
アクセル先生。
知る人ぞ知る、ブログアフィリエイトを教える第一人者です。
実は、そのアクセル先生が、今後のTwitter運用の方向性をツイートで示唆していたのです。
文字ではいくらでも嘘をついたり、盛ったりもできる。でも、音声は化けの皮がすぐに剥がれる。本物を見つけるのが容易になった。
そうなんです。Twitterにスペースが実装されたことで、情報を集める側の”眼”が厳しくなったのです。
Twitterというプラットフォームの性質上、本来ならばわざわざ自分が話す必要はありません。140字で届けたい情報を発信すれば良いのです。
ところが、Twitterが情報発信のツールとして有効であることが証明されている現在、個人での情報発信が活発になるほど、どの情報を信用すれば良いのかわからない、という矛盾も起きています。
文字だけですと、その意見が本人の知見によるものなのか、それとも単なる引用なのか分かりません。また、多くの人が似たような発信をする事態も発生し、差別化が図りにくい、つまり、あなただけのファンを作るのが難しくなっているのです。
そこで登場するのが、リアルタイム音声配信機能『SPACE(スペース)』なのです。
スペースの強み
①短い時間に多くの情報を発信できる
ツイートだと140文字という制限があります。
しかし、音声だとその制約がありません。
さらに、スペースのように”リアルタイム音声”ですと、質疑応答も可能になります。
このため、実力と経験に裏打ちされた”本物”にとっては、文字だけよりも遥かに威力の高い発信を放つことが出来るのです。
②声や話し方で人柄を伝えられる
今の時代、情報へのアクセスが簡単にできます。
このため、一部の分野を除き、情報そのもので差をつけることが難しくなっています。
インターネットが普及する前の時代でしたら、読書量が多かったり情報への特別なアクセス権を持つ人が有利でしたが、今はそうではありません。
たいていの疑問は、ググれば出てきますからね。
そのような理由で、ときには似たような情報を発信する人も出てくるでしょう。
そんな時に、音声発信だと差別化が図れるのです。
聞き手にとって心地よい声、温かさや優しさなどの人柄を感じさせる声。
同じようなテーマ、同じようなレベル感だったとして、文字だけの発信をしている人と、音声と併せて発信している人とでは、どちらが好感を持たれるでしょうか。もはや聞くまでもありませんよね。
スペース運営にトークスキルは必要ない
ところで、スペースを使うとなると、話が上手でなければならないのか?という疑問が湧くかもしれません。
しかし、スペースの運営においては、それほどトークスキルは必要ではありません。
本当にリスナーが求めているものを提供できるのであれば、たとえ言葉に詰まろうが、話す間に何度も噛もうが、次の句を期待して待ってくれるものです。
逆を言えば、どんなに奇麗に流れるようなトークが出来ても、相手が興味のない話題ばかりだと、リスナーは容赦なく離脱していきます。
まずは”相手の興味を惹く”ことを意識しましょう。
そして、興味を惹かせ続けましょう。
口下手でも出来る立ち回り方
繰り返しになりますが、トークが上手でなければいけない、途中で話が詰まったら気まずくなる、と思われる方もいるかもしれません。
しかし、そのような心配はいりません。
なぜなら、トークが苦手なら”事前準備”を行えば良いからです。
まずは雑談スペースを開き、気の合う人を探しましょう。
そうして話す中で”向いてそうな人”を共同ホストとして迎えれば良いのです。
内輪ネタになってしまう可能性は高いですが、少なくとも言葉に詰まって気まずい沈黙が流れることは回避できます。
ひとりでダメならチームを組めば良いのです。
最初のひとりを大切に
そうはいっても、気の合う人がなかなか見つからない。
そもそも、開いたルームに人が来てくれない。
スペースを始めた初期に良く起こりがちな事案です。
私も、2021年8月からスペースを使っていますが、当時はルームを開いても全く人が集まりませんでした。
ほとんどギャグです。
だ~れも来ないのに、ルームを30分近く開いてる日々が続いたのです。
別にインフルエンサーでもアイドルでもないから、リスナー来なくて当然よね?
割と軽いノリで始めたので、そこまで悲観的にはなりませんでしたが、それでも、最初はこんなものです。
しかしそのうち、チラ見で来てくれる方が出てきたり、フォロワーが顔出ししてくれるなど、徐々に人が集まりだし、いまでは”常連リスナー”が付くまでになりました。
スペースを通して認知度が徐々に上がる中で、他の方のスペースでもスピーカーとして招かれたり、ときには共同ホストとしての依頼をもらう機会も増えてきました。
そうなると、ツイートで発信している情報を語るチャンスも増え、2~3分自分の意見をいうだけで10数名からフォローされる、といった事態も起こります。
ツイートが苦手、なかなかフォロワーが伸びない。
そんな方にとっては、スペースは案外有効かもしれません。
そして話を戻しますが、今は当時と違ってスペースを使う人が増えているので、仲の良いフォロワーにDMで打診すれば、あなたのスペースに来てくれる可能性は格段に上がることでしょう。
まずはやってみることです。
音声で伝えるべきものは、「あなたの知見」と「人間性」
Twitter運用になぜ、スペースを使うのか。
逆を言えば、ツイートにはなくて、スペースにあるものとは?
①リアルタイム音声の特性を生かした質疑応答やライブ感
②声そのものが相手に与える感情的な価値
大きく言えばこの二つです。
あなたにとって、この2つを生かせるテーマを探しましょう。
もしくは、この2つを最大限に生かせるよう自信を持てるレベルまで勉強しましょう。
そうすることで、ツイートにも説得力を持たせられますし、ファンが付きやすくなります。
相手の共感と信頼を集めるために知るべき3つのK
それでも、どうしても話すのが苦手だというあなた。
思い切って”ファシリテーター”というポジションについてみましょう。
ファシリテーターとは、いわば司会者。
スペースを進行させる”進行役”になりきり、リスナーを惹きつけ、スピーカーに話をしたくなる空気を作るのです。
こうすれば、あなたが話下手でも、スペースを進行させることが出来ます。
あらかじめテーマを決めておけば、いろいろな人が話す中で”自分が言いたい意見"と同じものが出てきたときに、それに乗っかれば良いのです。
「ひとのふんどしで相撲を取る」のです。
しかも、人は話すのが好きな生き物です。
自由に自分の意見が言える場所だと認識されれば、次からも来てくれる可能性が上がります。
敢えて聞き手に回ることで、逆に人が集まるスペースにすることも可能なのです。
実は、私のスペース運営スタイルもファシリテーション型です。
その際に心掛けていることをツイートしたので共有します。
まずはマインドが先。
これを理解するだけでも、だいぶスペース回しが楽になりますよ。
ファシリテーターとしてのスキルを高めるヒント
①血肉レベルの知見・知識・経験を身に着けよう
意見を求められた時に”自分視点”で良いので”ハッキリ”と言えることが重要。人は軸を持っている人に惹かれます。
そのためにも普段の日常生活から”自分の視点”を持ち、どのように感じたのか、なぜ感じたのか、どうしたら良いのかといった「認知・思考の深堀り・結論出し」の習慣をつけていきましょう。
また、少しずつで良いので「さまざまな分野の知識」の習得に努めましょう。
すべてにおいてプロフェッショナルレベルの知識を持つ必要はありません。”なんらかの形で”質問できればひとまずOKです。
まずは、すべての事象から”学びを得よう”という姿勢を持ちましょう。
日々是鍛錬です。
②自分の欲求(承認欲求・自己顕示欲)をコントロールしよう
ファシリテーターとして、柔軟かつ臨機応変に対応するためには、常に思考の余裕を作る必要があります。
また、ファシリテーターは求められたら前にも出ますが、基本的には場の雰囲気や空気感をコントロールする"黒子”です。
そのため、できるだけ「自分を空」にして、スピーカーやリスナーが出すシグナルに出来るだけ敏感に、かつ、素早く対応するのが望ましいです。
自分の欲求を出さない代わりに、相手の欲求に耳をすませましょう。
「この人は何を言おうとしているのか」「この人は何と言って欲しいのか」といったことに全神経を集中させて、可能な限り”全員”の気持ちを汲み取りましょう。
そうすることによって、双方向のコミュニケーションがとりやすくなり、参加者の満足度が上がりやすくなります。
また、”参加者意識”が芽生えることで、モラルとリテラシーの高いリスナーが集まりやすくなりますし、さらにはリピーターになってくれる可能性が上がります。
いわゆる「好意の返報性」というヤツですね。
③リスナーを楽しませることに集中しよう
②とも関連するのですが、人を楽しませたい方、相手の良さを見つけることに喜びを感じられる方にとっては、やりがいのあるポジションです。
相手が言って欲しい言葉を適切なタイミングで渡せるファシリテーターは重宝されます。
私もスペースを通して、何人もの万垢さんからフォローをいただきました。
そう言った方は視座が高く、また”プロフェッショナル”としての知識や知見を持っている方が多いです。
相手を楽しませるスキルがあれば、いわゆる”格上”の方からフォローされるチャンスを得られます。ツイートでこれを実現させるのはなかなか難しいでしょう。
なぜなら、文字は他所から持ってきても分からないからです。
その点、スペースはライブです。
発信者のリアルスキルで相手のココロを掴めれば、距離を一気に縮めることも可能なのです。
それだけスペースには威力があるのです。
まとめ
スペースを開くことにいまだ抵抗のある方もいるかと思います。しかし、それはもったいないことかもしれません。
なぜなら、あなたの知見や経験が見知らぬ誰かの”珠玉の言葉”になる可能性があるからです。ツイートでは表現しきれないものも、音声なら伝えられるのです。
それでもしゃべることに不安があるのでしたら、まずは気の合う人と”雑談”からはじめましょう。話し慣れると全体を俯瞰(ふかん)する余裕も生まれます。誰が何を求めているかもおぼろげに見えてきます。そうなれば、あとは相手のニーズを引き出すだけです。
そこから先は、相手(スピーカー)の言葉を追い風にして持論を展開しても良いですし、ファシリテーター(司会ポジション)でサポーターとして活躍する選択肢も選べます。
スペースはあなたの隠れた可能性、そして、未来を開いてくれる最強の支援ツールなのです。
決して少なくない文字数。
暇ではないであろう中、最後まで読んでくださりありがとうございます。
もしよろしかったら、リプに感想などをいただけると嬉しいです。
いただいたご意見や感想を基に、今後もあなたのTwitter運用のお役に立てる情報を発信したいと考えています。
それではまた。
(2022.4.12追記)
第二弾も書いています。
よろしければご参考までに。