「脱成長コミュニズム」ってなに?①
久々の更新です。こういうのはやはり続かないので、他律にすがることにしました。週1 note vol.08ってのに参加させてもらっています。週1で4週間noteを更新するって簡単なサークル。これなら出来るんじゃないかなって思ってホイホイと参加しました。
さて、原点に戻って、善い社会、持続的な社会にするにはどうするか改めて考えるのを再開します。
『人新世の「資本論」』斎藤幸平
コロナで引きこもり生活をするようになって、色々な本を読みましたが、この本は、心に残るランキングベスト3に入ります。一方で、モヤモヤ感が残るランキングベスト1にも入ります。
心に残る本であるとともに、モヤモヤ感が残る本。どういうこと?ってことですが、この本は、私が疑問を抱き始めた「資本主義」というイデオロギーを完全否定することで私の心に爪痕を残すとともに、じゃあどうすればいいのか?という答えをぼやっとしか提示してくれなかったからです。
内容をすごく乱暴に一行でまとめると「資本主義は弱者と地球環境から搾取することで成り立つので、持続的ではなく格差は広がるからダメ。これからは『脱成長』&『コミュニズム』だ!」です。
前半はここ1年考えて、感じてきたことと近いので、なるほどなるほどと思って読めるのですが、後半が全く分からん。。。資本主義ネイティブな世代なので、コミュニズムと言われてもピンとこない。さらに『脱成長』って言われると40年以上も成長・進歩を課されてきた身としては今までの人生を否定されるのと同様なレベルで訳が分からないのです。
それなのにそれなのに、、、筆者は『脱成長コミュニズム』についておぼろげなヒントだけ与えて、はっきりした未来図を提示しないのです。筆者も理論の段階であり、実践に落とし込めていないものと思われます。そりゃモヤモヤするでしょ。
ということで、この週1noteの枠組みを使って、『脱成長コミュニズム』とはどんな世界なのか?ってことを自分なにり考えていきたいなと思っています。考えた結果、いやーこれじゃないでしょ、って結論になる可能性も十分にありますが、善い社会・持続的な社会を考えるいい思考実験にはなりそうな気がしています。
次回以降の道しるべとなる、筆者が挙げる『脱成長コミュニズム』の実践に向かう5本柱。
・使用価値経済への転換
・労働時間の短縮
・画一的な分業の廃止
・生産過程の民主化
・エッセンシャルワークの重視
さてさてどうなるものか、自分でも楽しみです。
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