舞台「僕のヒーローアカデミア」…ヒロステの話
こんにちは、埼玉出身で海辺と夜景が大好き!ゆえに東京湾とモノレール大好き!ゆえに銀河劇場が大好き!べっちです。
舞台「僕のヒーローアカデミア」東京公演お疲れ様でした。
休演日なしぶっ通しの10日間、作品の熱量を考えるとキャストスタッフ陣の疲労は計り知れないなぁと思います。大阪まで5日あるとはいえ移動や場当たりで恐らくそんなに休む暇はないのかなと思うと全員にめぐリズム全部セットと休足時間とクナイプの入浴剤あげたくなります(己の疲労回復3種の神器)。
※ここから先はネタバレのことは考慮せず書いてます
いやこんなつもりじゃなかった
いやま〜…ジャンプだし…既に巨大コンテンツだし…そんな下手なことにはならんだろうとは思ってたけど……推しがジャンプ作品の主演なんてめでたいし……まぁ初日厨なんで初日行って…「なるほどね〜」っつって終わると…正直思ってて………………初日あけたら私は完全に少年になっていました
日々が潤ってめちゃくちゃ楽しい
こんなに楽しくて毎日その舞台が見たくてしょうがないの個人的にはこち亀以来です。なんてこった。
原作は舞台が決まってから「まぁ見に行くなら予習しとこ」と思って読んで、少年漫画だな〜〜〜!!!と言う感想でした。絵がオシャレ!!私の少年漫画の軸がNARUTOに作られてるせいもあってなんと言うか序盤はこれぞ少年漫画の王道だと思ったし、王道の中にも主人公があらゆる場面で現実的なところが非常に現代的できっと今の子供達には響くし私が今小学生や中学生だったらどハマりしただろうなと思いました。個性欲しすぎるでしょ。絵がオシャレなんで大人はもちろん女性も入りやすいし十分楽しめるしこりゃ売れますわなとかちょっともう社会に毒された大人の視点で読んでしまってたんです今思うと。恥ずかしい。
でもきっとコミックで育った人間はいつまでも少年少女の心を持ってるんですよ
もう 舞台見たら なんか ドバァ!!!!!!ですよ。私の少年少女の部分が。ドバァ!!!!!!!私のジュブナイルが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり舞台(生の現場)が好きって言うのももちろんあるんですが、目の前で繰り広げられるストーリーと何よりも舞台上にある熱量に圧倒されました。全員が必死。22人もいるのに誰一人見逃せない。舞台のファンの人はよく「目が足りない」と言いますが私は今回初めて本気で「目が足りない」と思いました。100個欲しい、目。(それはキモい)
初日終わって幕がしまった瞬間に一緒に見た友達と「ちょちょちょちょちょちょブロマイド買うから物販行くちょっと待ってて」「いや私もいくパンフ買うブロマイドも買ういこいこいこ」ってなる舞台、物販終わって「待って待って待って時間ある?ご飯いこ無理まじで」「いこいこいこちょっとこれはまじでうまい酒飲めるでしょ」ってなる舞台、二人共が良い舞台だなと本気で感じた時だけの現象なのでなんかヤバかったです。思い出しながらいっぱい話して最後の方はもう「よかった・・・・」「本当に最高だった・・・・・」「感謝・・・・・」しか言えなくなるんですけどビール飲みながら完全に少年に還っていました(大矛盾)ちなみにこの友達とはその後2回キャン待ちの列で会いました。待ち合わせしてないのに。オタク怖。
そんなジュブナイル脳汁ドバドバの状態で原作読み返したら「とどろきくんの個性かっけーーーーーー!!!!!!!やおももちゃんの個性ほっしーーーーーー!!!スッゲーーーー!!お茶子がんばれ!!!!負けんな!!!!!なぁお前だったらどんな個性が欲しい!??!?!」ってなるんですよ 友達に聞いたら「残業しなくても残業代が出る個性」って言ってたので「見込み残業で定時で帰る個性じゃん」と言っておきました
脱線しまくり隙有自語で全然舞台自体の感想書いてない
とにかく作品自体は原作読んでないとなかなかわかんないかな!?と思ったんですが、逆に言えば原作を好きな作品ファンほど楽しめるつくりだったんじゃないかな。
演出がアーマの人で、原作なしのものしか見たことがなかったのでどうなるのかちょっとわからなかったんですよね。脚本の人の作品は見たことがなかったし正直原作にストーリーがあって舞台オリジナルじゃない脚本で、原作に沿ってやらなきゃいけない作品の舞台化って結構難しいと思うんですどこを端折ってどこを見せ場にするのかが。詰め込み過ぎてもダメだしはしょり過ぎてもダメですごい難しいなあと思うんですけどそのへん割と「もうここで何がおきてるかはみんなわかってるよね!?」て感じがしました。(原作を細かく読み込んでなくても一度さらっと読んでおけばわかるくらい)それが個人的にはすごく好きでした。見せ場がわかりやすく纏められていて、キャラクターの心情が強調されている。(あとで書きますがこれは役者さんたちの芝居一つで舞台の価値が変わるやり方だと思います)
だた舞台を見ると原作読み返さずにはいられなくなる。なぜならジュブナイル脳汁ドバドバなので。この1週間で何回1〜6巻読み返したかわかりません。そんで原作読みこんで舞台を見るとまた気づくことや知ることがある。まじこれ2.5次元の理想の形じゃないですか?原作と舞台の相乗効果。
あと舞台「僕のヒーローアカデミア」ですが完全にミュージカルです。いやそもそもストレートプレイもミュージカルも「舞台」なんでこの表現は決して間違ってないと思います。NARUTOのライブ・スペクタクルとかもなんじゃそりゃだし。
2.5ってふわっと「ステ」と「ミュ」と呼ばれるコンテンツに別れているのでヒロステなのにミュージカルだった!と言っている人がいるのもわかるんですがそこは別にいいのかなと。
ただ一定数「ミュージカル」を好きじゃない人がいるのもわかるのでどうしたらいいんですかねまぁ私はミュージカル大好きなんでどうでもいいんですけど
ミュージカルでした、めちゃくちゃミュージカルでした
私、ミュージカルの序盤で人が前に一列に並んで一斉に歌い始めて声の音量がグワッッッ!!!!!!と上がってキマる時に鳥肌が立つのが大好きなんですけど、オープニングでそれをやられた時にもうなんかボロボローーーーッッて泣いちゃいました。
他にもいろんな所にミュージカルの良い使い方が散りばめられていて、これは言い過ぎかもしれませんけど気分は完全にオフブロードウェイでした。銀劇がNYに!!!!!!!!
曲も全部キャッチーで聴きやすくて歌詞が入ってきやすくて、それってミュージカルで一番大事なことだと思ってて、一番好きなのは雄英入学の所の曲なんですが、、
騎馬戦のスタートシーンでバリバリの打ち込み曲にStompみたいなダンスでみんなが「ヘイ!」て言うとこなんかもうエーーーーー!?!?!?!て。エーーーーー!!?!?!てなった。
今まで見たどの2.5よりミュージカルでした。
BGMもね全部良かったもちろんそれは役者の芝居がいいからいいんですけどまじで全部良かったサントラ出してくださいお茶子VS爆豪が始まった瞬間のBGMがサイッッッッッッッッッコウに好きなのでこれから見る人がいたら聞いてください
BGMとか歌う曲もそうだけど、なんかすごく「ヒロアカ」のイメージでしたいや私はまだヒロアカビギナーですけど…なんかこう、ヒロアカのオシャレで現代的でアメコミっぽい感じと少年漫画感のちょ〜〜〜どいい感じがミックスされていると言うか。。そう!!!ヒロアカはアメコミっぽさがあるのでそもそも絶対ミュージカルが似合うんですよ。。
いやミュージカルと言い過ぎるのもちょっとあれかなぁと思うのでエンターテインメントと呼びます ヒロステは総じてエンタメ作品
あとはもっとプロジェクションマッピング使うんだろうなと思ってました。作品の構造上もっともっと映像に頼るんだと思ってたんですけど、ここまで芝居で見せるか・・・・・・・・・・と感動しましたまぁ煙はすっッッッッッッッッッッッッッッッッッッごかったけど
個性がお芝居から見えてくる、ってすごくないですか?
そもそも一人一人のキャラクターが本当に立っていて(これは原作もそう)キャスティングもすごくてみんなキャラクターに見える。エンデヴァーとかオールマイトとかやばくないですか?トゥルーフォームもマッスルフォームも喋り方から何からそのまんますぎ。マッスルフォームの人、アンナチュラルでベッドで死んでた人でしょ!?!?!?
でももちろん見た目だけじゃなくて全員めちゃくちゃ頑張ってて、必死で、全力でお芝居してるから個性が見えてくる 音や光や煙だけじゃなくて表情や動きから今個性使ったんだなとわかるの、めっちゃすごいと思いました。全員必死で、全員楽しそうでした。
生の空間で、お客さんだって流れる空気に敏感なのでやってる方が楽しんでるかって結構ダイレクトに伝わってしまうと思うんですけど、本当のことはわからないけど、でもそう見えました。だから見てる方も全力で楽しもうと思うし、楽しかったです。
好きなシーンはいくつかあるんですけど
・オープニング
・入試試験のデク
・お茶子vs爆豪戦
・エンデヴァーとデクのシーン
・デクvs轟戦
・青山優雅タイム
が特に好きです。ざっくり見ないとわからん好きなとこ
オープニングはさっき書いたので省略。
入試試験のデク
なんかも〜〜〜推し・・・・・・こんなお芝居できたんすか・・・・・・・・って言う・・・・・・・0ポイント出現〜試験終了までのとことか特に・・・・・・・・・いや何様?て感じですよね私もそう思う・・・・・・・でもま〜〜・・・・・なんか・・・・感動した・・・・・すごい・・・・・2時間半ぶっ通しでおそらく一番張ってるのに10日間崩れなかったのもすごい・・・・・・・・っょぃ・・・・・・・・
お茶子vs爆豪戦
もうとにかく何度見ても爆泣きしてた爆豪だけに(寒)(極寒)毎公演お茶子勝て!勝て!頑張れ!て思ってた。お茶子の本気で勝とうとするお芝居が何度見ても心に刺さるし、そのお茶子の本気の姿勢がかっちゃんに轟戦での「勝つ気がねぇなら俺の前に立つな」ってセリフに繋がるんだよ鬼エモ
エンデヴァーとデクのシーン
デクのお芝居が好きです。「轟くんもあなたじゃない」って言う時のなんとも言えない微妙な表情がな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんな顔できたんかワレ・・・・・・・・・・・・・・・・・
デクvs轟戦
これは後半の轟くんがすごく良いので好きです 爆豪戦と轟戦は煙がスッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッゴイ
ここは漫画でも最高潮シーンですけど舞台も例に漏れずです 右を使ってからの轟くんの芝居が最高ですきたむーさん表情筋どうなってんだコミックか
青山優雅タイム
毎回楽しい。ぼくもきょうから青山優雅推し!
青山優雅くんもですけど脇を固める人たちのすごさがすごい。偉さが違う。
プレゼントマイクがいるからめちゃめちゃミュージカル然とするし要所がキマる。イレイザーとプレゼントマイクの先生コンビはめちゃめちゃコメディ担当もしてくれる。青山優雅くんは徹底して絶対に笑わせてくれるし心操くん・発目さんも出るシーンは短いのにめちゃめちゃ印象に残る。死柄木はダンスと歌がうまいのが逆にめっちゃ怖い。飯田くんも今回は割とコメディリリーフだったけどどのシーンでも癒しだったし最初飯田くんいのぴろくんなのか〜とか思ってたけどまじで合いすぎてて意味わからんと思ったし切島くんいい奴すぎてずっと可愛いし腹筋バキバキですごいしかみなりでんきくんはガチ恋してしまうし(チャラ男大好き)バク転した瞬間に常闇くんの夢女になるし梅雨ちゃんは梅雨ちゃんすぎるし特有の冷静さが伝わってくるお芝居すごいし「飛ぶ♪跳ねる♪」の歌めっちゃ好きだし峰田くんどうしたもんか顔めっちゃ可愛いのに峰田くんにしか見えなくてすごいし声が良いしやおももちゃんの足と腹筋を見ない観客はいなかったと思います。
本気で目が足りないってやつです私は目が増える個性が良い
と言う訳でひとまず走り書きの感想でした。原作・演出脚本・音楽・お芝居、舞台の好きな要素全部がヒロステに詰まってて、私にとっては最高のエンタメで、本当に楽しい1週間でしたありがとう!!!!!ずっと終わらないで欲しいけどきっと続編もありそうなんで、それも楽しみ。
眠いので一旦切りますが多分またちょこちょこ直します
大阪もちょっとだけ行くので楽しみです
銀劇とメシの話はいつもうどんか中華しか食ってないのでできません