自分のために、滅私が必要なときもある
元気がなくなる、嫌気がさす、自信がなくなる、失敗する。自分を貶めていくものは世の中にたくさん転がっている。
正常なときはそれらを物ともせず、小石を蹴るようにポーンと遠くに飛ばすことができる。でも何かにつまずいたときは、今だと言わんばかりに一気に押し寄せてくる。
そういうとき、人は自分ばっかりに目がいってしまう。自分が不幸な人であるように思い込んでしまう。そして、その思いはやがて態度にも現れ、他の人からも見苦しく見えてくる。負のスパイラルだ。
だから自分のことは考えず、人のためだけに動くときをつくるのも大切な気がする。自分のことを見ることを忘れるくらい動き、考える時間を減らす。
負なことを考えていてもなにも生まれない。仕事でも、家事でも、なーんでもいい。とりあえず動かねばならぬことがあることに感謝して没頭する。
つまり、滅私だ。自分のために滅私する。
今の時代には全く共感されない言葉かもしれないけど、自分が辛いときにはそうしてもいいんじゃないかなと思う。
そうして、はたと気づいたときにゆっくりと自分と向き合えばいい。
そんなことを思う、月曜の朝である。
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