優しくして優しくされたい、ほんでもって
家庭に仕事に生活に、要所要所に問題を抱えてどん詰まりして、今すぐにでも帰れる家があるならば(あるならば)帰ったほうが良い人間、「それ」どころではないであろう人間、つまり私のような人間から
好き好き大好き愛してるって言わなきゃころす♡攻撃を受けて困惑している(はずなのに、おそらく持ち前の「ひたすらに優しい気質」ゆえに、シンプルに・目の前の気の毒な女を放っておくことが出来なくなっている)、そこのあなたへ。
ごめんね。でも、好きなんだ。超好き! カレーくらい!!
毎日食べたい。毎日はよくないな、と思いつつも(喉渇くし。塩分過多になるよね)。少なくとも週2は食べたい。あと一応言っておくと、食べるというのは必ずしもセックスのメタファーではない。こんなんじゃ、小説家になれない。
私は極端で気が短くてガサツな人間なので(指摘されたらまあ怒るけど、痛いほど自覚をしている。それは、紛れもなく私である。そしてそのことを、自分の好きな人によく知ってもらいたい、実感してもらいたいとすら思っている。きっと「分かった上で受け入れてもらいたい」などという、単なる傲慢の発露。なんと欲深い)、
心の機微を丁寧に隠すことが出来ない。どうせ出来ないんだから、私信で良いかなぁとも思うのだけれども。
きっと、私の投げた砲丸をマトモに食らった相手は、そうとうに疲れてしまうだろう。
あぁ、だからあの時もあの時もあの時も逃げられたんだな、って、納得はしないけど、理解はする。一応私なりの配慮として、一旦ここに書き留めようと思う。とりあえず、書きとどめることにしたのだ。
(……いや、持っておくには重たいから、きっとやっぱり、直ぐに放り投げるのだろうが)
あとはこの終始培養される過剰な愛だの恋だのに、今後巻き込まれるかもしれない、どこかの誰かにも宛てている、というテイで。
それと、恋愛バラエティは好まぬが、戯れにシロウトの綴るイカれた散文を追うのが実はひそかな楽しみだったりする―――、そんなニッチで悪趣味なあなたにも。
ーーー
史上最悪の同時多発貰い事故で生活基盤が滅っ茶・苦茶、脳みそは腐りきってどろんどろん、この折に一体全体なんでどうして、好き好き大好き愛してるって言わなきゃころす♡モードをわざわざ自らONにして、ギャーギャー騒いでしまうのか。
インターバルで、首に電気のコードを巻き付けて生きてるなぁ……なんてやりながら。ながら暴走恋愛。やめることができない。どうしても。
しかし。厄介な自意識を抱えて数十年生きてみれば、「なぜ」こうなっているのか・その仕組みや、相手を困らせないためにはどうしたらよいのか、そのようなことは段々と「分かって」くるものだ。
ちゃんと出来るか、は別として。
この、
ゾーン突入!!
ハッピー・マニア!!! 尿〜〜
(にょ〜〜)(©安野モヨコせんせい)
みたいな状態にも、慣れつつあるよ。回を重ねることで。流石に。と。
これまでかなり、痛い目を見てきた。
不幸未満の。でも、確実な惨め。
カネも出ないのに。
ほんで追い打ちをかけるように一々ブスになって、くそデカいハンデ背負いながら「女子」やらせてもらったりしていたね。おつかれ若自分※。
※若自分・・・若い頃の自分
でもなあ、今この時点で発動させた好き好き大好き愛してるって言わなきゃころす♡モードはね、これまでのとはひと味もふた味も違うんだよ。
それは酸いも甘いも噛みわけて三十路、みたいな、精神・根性系キャリアアップとかいう話でもなく。
自分が至極勝手にこの世に産み落とした愛すべき絶対の存在を抱えた今、私なりの最低限のリアリティを踏まえた、目指すべきところがあってだな。
いや子どもも関係ないけど。なくはないけど。思考の肝ではない。
しかしそんなこんなをめぐらせた上で、斯様なことをほざきあそばせているわけだ。
カレシ欲しい。
おびただしい但し書きのつけられた、カレシ。
私が、私のために手に入れたい、カレシ。
目的は、優しくして優しくされることだ。
まるで、他にいないみたいに。かけがえのないごっこ。
でも、叶わないなら、捏造したって良いとも思っている。特定の誰かに迷惑をかけないために。
……いよいよ怖くない? 大丈夫?
大丈夫です
だって誰かを愛したり、大切に想ったり、その最も重要なプロセスの部分に(結果も勿論だけれど)支障が出てしまってはならないから。そう、思っているから。
元も子もない。なんのための、カレシ。
それにしても、
感傷、好きな人への飽くなき興味に囚われだすと、カレー以外の食べ物の味がしないですね。そんなのは、良くないね。
寝て、起きて、食べて、笑う
もう少しずつ、上手になりますように。
カレシが、出来ますように。
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