シーグラムってどんな会社? 世界を席巻したカナダの酒造メーカー


みなさん、「シーグラム」という名前を聞いたことはありますか?
実は、かつて世界最大級の酒造メーカーだったんです!でも今はもう会社としては存在していません。今回は、そんなシーグラムの歴史やすごいところを紹介します!

シーグラムの始まりと発展

シーグラムは1857年にカナダのオンタリオ州で生まれました。もともとはウイスキーを中心に、ジン、ラム、ブランデーなどさまざまなお酒を作っていました。150か国以上で販売され、一時は「世界最大級の酒造メーカー」と呼ばれるほどの大成功を収めました。

シーグラムの代表作「シーグラムVO」

シーグラムの代表的なウイスキーといえば「シーグラムVO」!
ライ麦とコーンを使い、6年以上熟成させたカナディアンウイスキーです。カナダのウイスキーは、アメリカのバーボンとは少し違い、スムースで飲みやすいのが特徴なんです。

アメリカの禁酒法とシーグラムの関係

1920年代、アメリカでは「禁酒法」という法律ができ、お酒の販売が禁止されました。でも、お酒を求める人はたくさんいたんです。そこでシーグラムは、カナダでウイスキーを作り、それをアメリカに輸出することで事業を続けました。実はこの時期に、カナディアンウイスキーが世界的に有名になったんです。

まさかの娯楽業界進出!?

1990年代、シーグラムは酒造業だけでなく、映画や音楽の世界にも手を広げました。有名な映画会社「MCA」や音楽レーベル「ポリグラム」を買収し、エンタメ業界でも大きな影響力を持つようになったんです。

でも、この挑戦はうまくいかず、2000年には酒造部門とエンタメ部門の両方を売却。シーグラムという会社はなくなってしまいました。

今でも残る「シーグラム」の名前

会社はなくなってしまいましたが、シーグラムの名前を引き継いだお酒は今も販売されています。たとえば「シーグラムVO」や「シーグラム セブンクラウン」は、現在も他の企業によって作られ続けています。

まとめ

シーグラムは、カナダ発の世界的な酒造メーカーだった!
• 1857年に創業し、ウイスキーを中心に成長
• 禁酒法時代にはカナディアンウイスキーをアメリカに輸出して事業を継続
• 1990年代には映画や音楽業界に進出したが、2000年に消滅
• でも、シーグラムのブランドは今も生き続けている!

今はもう会社としては存在しないけれど、シーグラムが世界のウイスキー文化に与えた影響はとても大きいんです。興味があれば、お酒が飲める年齢になったときに試してみるのもアリかもしれませんね!

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