審判評価がサッカー文化を物語る?
皆さんは審判に対して、どのようなイメージを持っていますか?
「あいつなんで今のファールとんねぇのよ!」
「今回、審判のせいで負けたわ笑」
そんな意見が飛び交っているのを、目の当たりにしたあるいは自己発信してませんでしたか?
審判も一人の人間です。
間違えて判断してしまうこともあるでしょう。
しかし、日本人の審判に対しての意見は少し検討ハズレのものが多いような気がします。
あくまで一般論ですし、全サポーターのことを揶揄している訳では無いです…。
サッカーにおいて考えて見ましょう。
サッカーは何人で行いますか?
11人?22人?
いいえ、26人+αです。
そんな曖昧な?
と思うかもしれないですが、競技を行う上で、ピッチ上の選手が11+11で22人。
審判は主審、副審×2、第4の審判が必須で4人。
そして、新しくルールで加えることを可能とする、「ゴールライン上の審判」×2、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)×β。
以上で今のサッカーは、試合が成り立っています。
知っていましたか?
あるいは、そうやって、考えたことがあるでしょうか?
私は、審判をやってみるまでそんなことを考えたこともなければ気にしたこともありませんでした。
私の所属していた大学サッカー部には、「審判部」というものがあります。
大学のリーグ戦では、副審などで学生が活躍する場面が多いです。
大学生の部活動で、準公式戦とされているインディペンデンスリーグ(Iリーグ)では学生が主審、副審、第4の審判を担当しています。
その中でもうちの大学の審判部は、各方面から評価されています。
夏季休暇には、子供たちの審判を行ったり、社会人リーグを担当させて頂くこともあります。
はっきり言いますが、
審判はめちゃくちゃムズいです。
機会があれば、サッカーの試合で審判を見てあげてください。
おそらく、沢山の細かい動きやダッシュをしています。
こんなに動いてたんだと、気づいていただけると思います。
動いているのは、平等に、公正な判断をするためです。
つまりは、「両チーム共に、同じ状況判断を出来る」ように動いています。
ここが味噌なのですが、審判が平等な基準で試合を捌いているとします。
片方のチームは少しプレーを荒いチーム。
もう片方はほとんどファールをしないチーム。
平等にさばいていたら、前者のファールが多く取られると思いませんか?
それが、正しい判断です。
決して贔屓にしている訳では無いです。
これが、サッカーをにおける「平等」です。
もうひとつ言えることがあります。
それは、、
ファールが少ない(印象が良い)チームの方が審判は話を聞いてくれる
ということ。
平等に捌いていても、彼らも人間。
感情はあります。
にこやかに接した方が、人間関係上手くいくのは当たり前。
そういう人(チーム)が、審判を味方につけることができます。ここが、
人間が審判をする上での、唯一のほころびであり、グレーゾーンです。
これこそ、違う視点から見たサッカーの面白さです。
このことを踏まえた上で問います。
皆さんのその審判への言葉、浅くはありませんか?
もっと深い話が、サッカー知れば知るほど出来るようになります。
「あの審判、○○チームのキャプテンとよく話してたな。あれがそのあとのPKに繋がったのかな?」
「この審判はファールを見逃さず、しっかりと選手と話しているから、荒い試合だけどもなんとか収まったのかな」
なんて話が、より多くのファンが出来るともっともっとサッカーが発展するし文化が進化します。
選手だけではなく審判を含めて、試合を作る全体を見ると新しい発見があって面白くなります。
ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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