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1歩踏み出してみたら、ヴィヴァーチェ

私には苦手なことがあります。
「助けを求めること」
「助けを借りること」

一人立ちしなきゃ、恥ずかしい、他人の手を煩わせるなんてよくない、大人なんだから、私がやらなくちゃ。
できない自分を許さない、謎のプライドのせいで何でも抱え込んで耐えきれなくなるというのがいつもの流れ。

でも最近、自分の力ではどうすることもできず、家族の力を借りても解決できない、膠着した問題に直面しました。

私的な話を多分に含むのでぼかし……
家庭の問題で半年以上悩んできたことが大きな原因で、Xにも書いてないようなこと。
見かねた家族から第三者に相談するべきだと助言があり、私の性格もあり当初は拒否していたのですが、心身ともに悪影響が出てきてしまい初めて助けを求めてみようと思ったんです。

悩んで行き詰った人は何となくわかると思いますが、大人が助けを求められる第三者って結構限られているんです。子どもは学校とか所属しているところで見守られているんだなぁと改めて実感したりして。
私の場合は公的な機関に相談しにいってみました。
本当に勇気が要ったのですが、自分で決めたことだと言い聞かせて思い切って困りごとを打ち明けてみたら。

「共感」してもらえたんです。
大変でしたね。頑張りましたね。我慢していたんですね。など。
相談内容がどうとかよりも、わかってもらえたことが嬉しくて。
話を聞いてもらえる、明確なアドバイスがある、支援の手立てがある。
これだけでもずいぶん心が軽くなって、今も全面解決とは言えないですが心身の不調は少しずつ落ち着いてきました。

そんなときに響いたのが、この曲

信条に反して助けを求めてしまった自分を何となく許せないような、ぼんやり歯切れの悪い状態が続くなかで、「立ち位置」とか「ステージ」とか「全力でその場所を愛せよ」とかの言葉で、これでよかったのかなと思えたんです。
私が外に助けを求めたことは退行や退避の意味だけじゃない、少し踏み出したら見える世界が変わったんだ、と。
自分自身が変わるタイミングだったのかも。
曲がきっかけではないけど、曲と一緒に自分を見つめ直すという良い体験だったなぁ。

やたら背中を押す曲じゃなくて、振り返ったら「それでいいんだよ」と言ってくれるような、優しい曲。私にとって特別な曲になりました。

限界まで熱くヴィヴァーチェ!

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