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第一歩。

INIの木村柾哉くんが踏み出した新たな一歩について
残しておきたいことがあるので書き留めようと思います。


第一歩。


そう彼が表現していたのは2024年11月9日のInstagramでの投稿。


そこから遡ること5か月前。朝のWSで幸田ももこ先生のラブコメ漫画を原作とした映画に推しが主演として出演するニュースが目に飛び込んできました。その日の私は、会社に行くまでの道で危うくスキップしそうになるほど浮かれポンチになっていました。自分の中にあるこの嬉しさを身体で表したくなってしまうほど私にとって推しが映画に出演すること、主演であること、恋愛映画でモテモテキャラを演じてくれること。全てが嬉しかった。大人になってこんなにも心が浮かれてしまうことがあるんだ、という新たな気付きでもありました。ほんとは道でスキップしたかった。


それから情報が徐々に解禁されていき、主題歌にはINIの楽曲が選ばれ、予告が公開され、致死量の最高供給を受け取り続けているわたしは、今にも溺れそうでした。


それからずっと足が宙に舞っている自分が、推しが離せずに持っていた蟠りに気付くことになったのは、「あたしの!」完全披露試写会の翌日でした。




2024年10月11日 INI FANCON TOUR 長野公演。
私は止まらない涙を流す彼を、ただ、見続けることしかできなかったのを覚えています。

Whatever Happens、フェンと柾哉の掛け合いパート。推しは眉間に力の入ったつらそうな顔をして歌っていた。曲の最後のパート、推しは泣きながら声を絞り出すように歌っていた。私がいた席は運良くスポットライトが当たっていなくても肉眼でどういう動作をしているのかわかる席でした。だから、見えてしまうんです。次の曲に移動する際に涙を拭っている姿、フェンファンが心配そうに移動の一瞬の間にそっと推しにタッチをしていたところ、次の曲のイントロがかかってもまだずっと泣いている推しがそこにいて、涙が止まりそうにもなく、身体を揺らして泣いていた。自分はただ、その姿を客席から見ていることしかできなくて、デビューしてからステージであんなに泣いている推しを見るのは初めてだったから、私もその場でボロボロと涙を流すしかなかった。


もちろん私は、彼が流した涙の本当の理由はわかりません。

その後のMCで、「過ぎ去ってしまった日々はもう戻らないけど、This memory 輝き続けていくから」という歌詞のように過ぎていく時間は一瞬だけど輝いていくものなんだろうなと思ったら嬉しくて…とそんな感じのことを話してくれました。泣いていた時のテンションとは違う少し明るめの口調で。
そのもっと奥にある踏み込んだ理由までを話さないのがあなたらしいな、と思いながら聞いていました。知らせなくていいと思う線をそこで引くのがあなたらしい。そう思いました。


あなたらしい、と思った理由としてのエピソードを一つだけ。


READY TO POP!愛知公演。

2023年、年末の歌番組への切符が手に入らなかったことを全員が知っている状態で、INIとMINIが会うはじめの日でした。私たちの愛すべきマンネは、泣きながら悔しいという感情をドストレートにぶつけてくれました。ホームだからこそ流せる涙を見て、まだこの先もINIの未来をずっと見ていたいと思いながら泣いたことを覚えています。そんな愛らしい迅ちゃんの次の挨拶が、推しでした。話の流れ的にしんみりとした会場。そんな中、推しは明るい声色で前向きな気持ちを場内に響かせていました。MINIには笑顔でいて欲しい、きっとそう思っている人だから。


自分から悲しさを引き出すような発言をあまりしないように心掛けているんだろうな、というのが私の彼への印象です。だからファンコン長野公演でも彼は、この過ぎていく時間は戻らないけど自分の中でもみんなの中でもこの時間は思い出となっていくんだよね、という言葉だけを残した。涙をあれほど流すぐらい彼の奥底にはたくさんその瞬間に溢れ出た感情がきっとあるはずなのに。嬉しい、という言葉で締めていた。全部を打ち明けることはない、分かりやすくて優しい誤魔化しだった。だからそれに乗ろうと思いました。でも私はお節介なオタクだから、"柾哉が耐え切れず涙を流した" それだけで彼が今抱えてるものの大きさが見えてしまうようで、その優しさに全体重を預けられず顔をぐちゃぐちゃにして泣いていたのが本当のところです。(内緒だよ)


それから数日後、プライベートメールが届きました。その内容は、長野公演での涙の理由も含まれていた。もう触れられることはないと思い込んでいたから、正直びっくりした。そこで、彼が離せずずっと持っていた蟠りを知ることになりました。

(ここからは私の勝手な解釈がドバドバと出てきます。あくまで私の解釈です。真実はいかに?柾哉さんしか知りません。それを少しだけ頭に入れて、続きへお進みください。)



自分が恋愛映画に出ること。

きっとそれを誰よりも自分と相談してくれていたんだろうな、ということが伺える内容でした。
そして、そういう内容の映画に出演することを、MINIと向き合う一つのきっかけになった、と表現していた。そんなにこちらの気持ちを汲んで悩んでくれるアイドルが存在して良いんですか?しかも私の推しである。良いのでしょうか。あまりにも贅沢すぎるから、そんな気持ちだった。

過去に明言したこともある自分の夢に、勇気を出して踏み出した先で、自分を好きでいてくれる人たち全員に喜ばれるようなものではないのかもしれない(もちろんめっちゃ喜ぶ方もいますいろんな意見があるわかります😌)、そういう不安と闘いながら自身の中で整理した日があったのかなと思いました。去っていったファンに対してまでもありがとうを伝える彼は愛に溢れてる人だから、自身の活動が少しでも影響しているんだろうなと推測できてしまう中で、去る人の背中を見送らなければならないことをもしかしたら想像してしまった日があって、それは悩むに足る理由だった、これが私の勝手な解釈です。

そして、「決断」という表現を持ってくる彼の強さに、ぎゅっと胸が締め付けられる思いでした。

推しの思慮深さに、本当は愛だけで包まれていてほしい、と思いました。


長野公演で流した涙の理由、知らずに死んでいくものだと思っていたから、教えてくれたものは大切に受け取りたい。だからこれを残そうと思いました。いやだったらごめんねえ、と思いながら。これも全部、私の勝手な解釈ですという注意書きだけは掲げておきたいと思う。
こんな浮かれポンチになるぐらい楽しみにしているタイプの人間だったけれど、そこにどれだけ真剣に向き合ってきたのかが、いつものように優しくまるくかわいらしい文章の中からでも伝わってくるメールでした。強さを見せてくれるメールでもあったけど、そこには同時に弱さも見える。愛される人の特徴に、"強いけど弱さを見せてくれる"という面があると聞いたことがあります。私はまさに、木村柾哉さんに当てはまると思った。愛される人がたまに出す弱さに目を向けてしまいがちなオタクでごめんねと思いながら、何年経ってもあのメールは抱きしめながら読まれ続けるものだと思います。ありがとう。



最後に、フリーポストのお話も一緒にしておきたいなと思います。
私はきっと一生擦り続けるんだろうなと思うぐらい、この期間にしてくれた推しのフリーポストが大好きで。これが映画の撮影期間とどん被りであったこと、それを知っているともっと愛しさが増しますという情報をコソッと入れ込んで。

フリーポストが始まってから、凄い頻度でポストをしてくれる推し。私からしたら幸せ以外のなんでもない。自撮りも、メンバーとの写真も、たくさんあげてくれました。


2023年9月15日のフリーポスト
「柾哉は何を考えているでしょう、、、?」

①アイスクリームのこと🍨
②何も考えてない💬
③MINIのこと💐
④明日の入り時間のこと⌚

と、いきなり4択の問題が出されました。


私は、アイスクリームが大好きな推しはアイスクリームのことずっと考えてそうだからな!と思い、自信を持って「①アイスクリームのこと🍨」に投票しました。


次の日、推しからの回答が来ていました。





「正解は、

MINIのこと💐

でした!!!!!
みんな迷いすぎ、こんなの一択でしょ☺︎」




なんですか?このグランプリ最優秀賞回答は、、、、、とひれ伏しました。びびりました。これに敵う答えが見つからない状態に直面したときの感動ってこんなにすごいんだ…と思いました。
私の中で勝手にアイスクリームだって候補に入ってると思ってたから、「こんなの一択でしょ」というスーパーアイドル回答に眩暈がしました。一択なんだ・・・・・と、その眩しさに完敗でした。


その当時の私の感動話はここまでにして、撮影に臨んでいた当時の彼がくれた投稿は、後に知ることになった彼の中での葛藤と闘いながらのものだったのかもしれないと思うと、より大切であるなと思うのです。
頑張ろう、と言ってくれたポスト。自分のMINIへの気持ちを、自分とMINIとの間で確認しあうポスト。MINIをたくさん想ってくれるあなたの優しさであるなと思うと同時に、自分を鼓舞し自分が前を向いて挑戦していくために必要としていたものなのかな、と考えると、これもまた忘れたくない大切なものだなと思うのです。(これも私の勝手な解釈ですのでね♩真実は柾哉さんのみ知ります!)



「あたしの!」とっても素敵な映画でした!(感想は山ほどあるけれど、ここでは割愛させていただきます)それと同時に、木村柾哉という人がこの映画に出演するにあたってのストーリーを忘れたくない。そんな私の想いです。

長すぎる!おしまい。