モルトと留守番

以前東京で暮らしていたときは、当時の恋人とモルトという猫を飼っていた。僕が札幌に帰るとき彼女もモルトと共にその家を出た。今でも僕たちはソウルメイトで、偶然、僕の居候してる家も近い。この数日間、旅に出かけるということでモルトとの留守番を頼まれている。居候してる家には持っていけてないレコードプレーヤーで、新しい音楽を聴いたりしている。見慣れた家具や家電があり、のんびりさせてもらっている。そういう懐かしさに胸がうんぬんとかは、良き意味で全然なく、やはり僕も、はやく自分の部屋がほしい。その気持ちがいっそう強くなる。もうすこしだと思う。今の暮らしもいいよ。むしろ今みたいな日々を過ごすチャンスはもう二度とないだろうな。あったら困るんだよ。

モルトの顔は度々見にきているけど僕が一緒に暮らしてたことは忘れてるような顔つきで飼い主を探すように玄関のほうへいき、こっちを見ている。

僕の今後は、僕にかかっているとはいえ、人と会い言葉を交わして交わって、計画してないことも起こりそうだ。

先日買った、カネコアヤノのアナログと二枚組のライブ盤、UlulUの3曲もとてもよかった。今朝は去年発売したサニーデイのCITYも買ったので1枚めだけ聴いてみた。CD屋に行った日はラッキーオールドサンも発売日だったけどタイミングで買えずはやくほしい。石指さんや健二さんのライブも見に行きたい。会いたい聴きたい話したい人を僕は巻き込んでいこう。新しい歌いくつかの種はある。5.1の再上京初ライブは高円寺、そして5/23に発寒でまた歌う。令和こそ僕らの時代。6月にはいろんなことが動き出しそうだ。友達とのバンドも夏のはじまり頃か。夏が終わるまでにはなにか自分で企みを起こそう。年内には自分のバンドで歌いたいな。

ぼくはずっとここに書いてきた。
イメージを形にするって。果てのない満足の中で全身を躍らせて歌うんだって。それができても、そこはようやくのはじまりだ。まだやっぱり0話でしかない。風向きはどんどんいい方向。そのにおいが僕の味方をして、高くなる太陽が僕の足を軽やかにしてく。

いけなかったところ、いきたかったところ、思いもしないところ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?