とりのこされないように。
世界にね。あいつらにね。友達にね。君にね。
いま僕は、溢れてる言葉を選んで見返して組み立てたりしている。本を読んだり、たくさん知らない音楽を聴いたり、漫画を読んだり、友達の活躍に唇を噛んだり、両親に言えない言葉があったり、たくさんバイトをしたり、大学に嫌々ながらも通ったりしてる。そして恋をしてる。思いを馳せたり、あたたかくなったり、近い未来にドキドキしたりしている。
目に見えるものって、自信持てるし安心できるし認めてもらえる。こういうふうになりたい、やりたい、っていうことは、目に見えるものだ。そしていろんな人たちと分かち合うことができるもの。だから、いまはぜんぜん足りないって感じている。速いペースで曲ができることやたくさんライブをやることと調子がいいこととは違うね。ぼくは今までそんなふうに突っ走って来たから、近頃はやけに落ち着いているような感覚がある。
助走つけて高く飛ぼうとしてみる。
そうか、追い風強く吹くときに、飛ぼうとしてるのかもしれない。
いい歌詞をかいていいメロディで歌っても、自分の一人の部屋じゃ、意味がない。好きな人に聞いてもらえたらそれでいいというのが僕の極論ではあるけれど、それをたくさんの人にと思うのはいったいどうしてなんだい。
どこへでもいきたいのは、そこで誰かに出会いたいって思うからだよね。
ひとつひとつ片付けてく僕らは不確かなままかけてく。
バンドをやりたいと思うきっかけになったバンドにこんな一節があった。
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