【第4話】7セグ点灯の回路をつくる
(ごそごそ…ほむほむ…)
(まどかを起こさないように…)
「基本回路について説明したけれど、大事な部分が抜けてたわ。」
「ブレッドボードに組んだところは見せたけれど、どの部品をどう組むかまでは話していなかったわ。ごめんなさい(ファサ)」
「これが前回見せた基本回路ね。これに今回は新たに部品を加えた回路をつくるわ。」
「これよ。7セグを1桁点灯させる回路をつくってみましょう。」
「PICマイコンの入門書だと大抵は、回路図の読み方からいきなり、ブレッドボードで回路をつくるという流れなのだけど、これだと多少混乱するわね。」
「回路図とブレッドボード上の回路は見た目が一致しないからよ。だから、ちょっと用意してみたわ。」
(見にくい場合は画像をクリック)
「マス目はブレッドボードのそれぞれの穴を模してるわ。マスの⚫︎がその穴に挿し込むという意味よ。⚫︎と⚫︎が黒い線で結ばれているのはジャンプワイヤね。」
「PICピンの位置とそれぞれの部品配置は特に注意して欲しいわ。ここで間違えると動作しないか、最悪PICマイコンが魔女化するわ。」
「後は7セグの各ピンね。同じ番号同士をジャンプワイヤで繋げるのだけど、見ての通り、番号順ではないからここも要注意ね。」
「ジャンプワイヤと区別する為に、他の部品の足やピンは□で示してるわ。でもその穴に挿す意味は同じよ。」
「用意した抵抗の510Ωと10kΩで迷ってしまったら、抵抗に描かれてるカラーコードで確認出来るわ。Webで検索すればすぐに情報が見つかるはずよ。」
「回路が出来たら、後は電源に繋ぐだけね。電源に繋ぐ前に電源部分の準備がまだだったわね。これは次回にしましょ。また遅いとあの子が心配しちゃうわ。」
(つづく)