ひとりで法人登記、会社設立は簡単?法人銀行口座開設が難しい?
何度か一人で会社の設立をしたことがあるので、直近のやり方について書き留めておきます。
直近は3年ぐらい前なので変化しているかもね。
一番驚いたのは、法人、会社作ったはいいが銀行口座が作れないという状況の変化でした。
すでに顧客との契約書も揃っているのにメガバンクは銀行口座を作らせてくれない。取引先の信用があっても関係ないみたいでした。
10年ぐらい前までは、会社の登記簿、会社の社長印の印鑑証明書を持っていけば5営業日で支店で銀行口座をすぐに作れました。
設立の前にいくつかの銀行に銀行口座作ってくれるかどうか打診をしておくことがおすすめです。
会社名を決めて、会社の角印と社長印を発注。
電子定款は利用しませんでした。
電子定款での会社設立については説明がネット上にたくさんあるので。
なぜ電子定款を利用しなかったというと、近所に公証役場と法務局の出張所があるから。定款を公証役場に持ち込むと添削してらえます。
定款のサンプルフォーマットはインターネット上にたくさんあるので、自分の会社の事業に合うものを利用しました。
個人のある銀行口座に資本金を用意、最新の日付の方がたぶん良いです。
預金通帳とコピーを用意。
印刷して、公証役場で添削、2回ほど修正、修正したら、公証役場で2通印刷、定款作成しました。
公証役場でサインと印をもらった会社の定款を法務局へ登記、会社の印鑑証明書も作成。
登記簿の写しと、印鑑証明を発行してもらい、銀行をまわり、銀行口座申込。
個人口座のあるメガバンクでも1期経ってからじゃないと作れないといわれました。
なぜか近所の信用金庫もダメでした。
困った。
むかしお仕事をいただいていた上場していた社長に相談。
そこはメガバンク、信用組合などを使い分けていたことを思い出したので。
地方銀行がいいなんじゃないというアドバイスをもらう。
ご近所の地銀に相談した口座作成できました。
すでに取引先との契約書があったので、何日後には入金されるというのがわかっていたので話はスムーズでした。
ご近所の地銀の担当者は大変好意的で、なぜこんなに厳しくなったのかを訊くと金融庁から通達のようでした。
振り込め詐欺が横行、マネーロンダリングが多いとのことでした。
口座作成にあたって、マネーロンダリング、各国政府関係者の家族がいないことなどの各種書類が増えていたのには驚きました。
ついでに個人口座も作成しましたが、各国政府の関係はやはり個人でも同じでした。
ハンコ代込みで15万円ほどで設立できました。
電子定款を使うと5万ぐらい安くできるみたいですが。
ハンコがない時代に入ったので変化することでしょう。
1年後、メガバンクでも銀行口座作ることができました。
支店の窓口では対応はしておらず、Webページで申込、法人専門の事務所まで行って書類提出、登記簿の写し、印鑑証明提出。
決算を終えて、損益計算書、貸借対照表のコピーを求められ電子メールで送付。
後日、口座開設許可連絡。
支店で通帳を渡す準備ができたという連絡があり受け取る。
カードは郵送で受け取る。
別の法人口座は支店で作成することができました。
銀行によって違うので色々試してみるのが良いかもしれません。