胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画5選
こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
私は、映画ジャンルの中でも戦争映画は良く観ます。
特に実際にあった出来事を基にした作品には、心揺さぶられるものがあります。
そして、いつまでも頭の片隅に焼き付いているのです。
今回は、胸に突き刺さる実話で私のおすすめ戦争映画をご紹介しますね。
1)胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画:ハクソー・リッジ
まずは、人を殺さず、「救う」ことで戦争に役立とうとその信念を貫いた男、米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を基にした映画「ハクソー・リッジ」をご紹介します。
製作年:2016年
時間:139分
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー等
作品の解説:10年ぶりにメガホンをとったメル・ギブソンが、第二次世界大戦の激戦地・沖縄(ハクソー・リッジ)で武器を持たずに一人で75名を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した作品です。
終戦後には、良心的兵役拒否者としては、アメリカ史上初めての名誉勲章が授与されました。
第89回アカデミー賞(2017年)で作品賞、監督賞、主演男優賞など6部門でノミネート、編集賞と録音賞の2部門を受賞。
作品の見どころ:デズモンドは、「衛生兵として人を救いたい」という気持ちで陸軍に入り、訓練時から武器は持たないという考え方に周りの上官や仲間の兵士たちから疎んじがられていました。
そんなデズモンドが、沖縄の激戦地(ハクソー・リッジ)で次から次へと兵士を救っていくシーンは、圧巻です。
一言感想:「武器は持たない!」という強い信念を持つ人間が、人が殺し合う戦場へ赴くことに衝撃を受けました。
人を救いたい、でも武器は持たない・・・戦うという「意味」が人によって違うんですね。
敵を殺すことだけが「戦い」ではなく、味方を「救う」ことが自国への貢献になるということなんですよね。
2)胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画:シンドラーのリスト
次の映画は、戦争映画の中でも絶対に観た方が良いおすすめ作品「シンドラーのリスト」をご紹介しますね。
製作年:1993年
時間:195分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ、キャロライン・グッドウォール、ジョナサン・サガール、エンベス・デイビッツ等
作品の解説:第二次世界大戦時、ナチス・ドイツから1100人以上のユダヤ人を救ったドイツ人実業家・オスカー・シンドラーの実話を基にした作品で、ほとんどモノクロで撮影されいます。
これは、戦争当時の記録はモノクロの為、その方が説得力があるだろうということみたいです。
第66回アカデミー賞(1994年)では12部門ノミネートされ、作品書・監督賞等7部門受賞。
一言感想:以前、この作品のレンタルDVDを自宅で観たのですが、観終わった時にあまりの衝撃に体も心も全く動かず、宙をしばらく見つめていたのを思い出します。
また、モノクロシーンの中に一人の少女だけ赤い服を着ている場面があるのですが、その少女の存在をシンドラーと私たち鑑賞者だけが気づきます。
そして、その後、死体の山の中に少女の赤い布が映っています。
なぜ、少女の服だけ赤くしたのでしょうか?
それについて監督は下記のように語っています。
【このシーンでシンドラーは「何故あんな目立つ格好をしているのか?ドイツ兵も何故すぐに捕らえないのか?」という疑問を抱いているが、この時点ではホロコーストの事実は既に日常的なものとなっており、女の子の服の色ほど明らかなことだったためとスピルバーグは語っている】 -wikipediaより-
最初は、自分の儲けのために低コストのユダヤ人を雇用していたシンドラーですが、ユダヤ人をゲーム感覚で殺しまくっているアーモン・ゲート少尉の姿を見ているうちに、心の中に変化が生じてきます。
この変化は、「人を殺してはいけない」という当たり前の意識が強く芽生え、「救いたい!」に変わってきたということです。
「人を一人殺せば殺人だが100人殺せば英雄」というユダヤ人のチャップリンが言った言葉にあるように、戦争は人間を狂人にしてしまうのですね。
3)胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画:アメリカン・スナイパー
次に実在した伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を84歳のクリント・イーストウッドが描いた渾身の1作をご紹介します。
製作年:2014年
時間:132分
監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、ジェイク・マクドーマン、ケビン・ラーチ等
作品の解説:イラク戦争で米軍史上最多の160人を射殺した、伝説の狙撃手クリス・カイルの半生を描いています。
戦場での過酷な戦いに身を投じるカイルは、家族にとっても良い夫、良い父親でありたいと願い、だんだん心が蝕まれていきます。
第87回アカデミー賞(2015年)で6部門ノミネート、音響編集賞を受賞しています。
主演のブラッドリー・クーパーは、役作りの為18キロ体重を増やし、朝5時に起床し4時間のトレーニング、1日5食を採っていたということです。
作品の見どころ:この役に意欲満々に取り組んだブラッドリーの鬼気迫る演技は、まるで主役が決まった翌年に射殺されたカイルが乗り移っているかのような迫力があります。
また、カイルが、「撃たせるな、撃たせるな」と願いながらも、ぎりぎりまで待ち続ける「間」と緊張感は見ごたえたっぷりです。
一言感想:母国のために戦うとはどういうことか?
本当の正義とは何か?
いろいろと考えさせられます。
人をたくさん殺した人間が本当の英雄なのだろうか?
「お国のため」と何度も心の中で叫びながら、自分を正当化し射殺していくカイルの心が壊れていくシーンに、涙が止まりませんでした。
クリント・イーストウッド監督は、重いテーマが多いのですが、いろいろな意味で感動を与えてくれる作品が多く、「しっかり観なきゃ」と思わせてくれる素晴らしい監督さんです。
4)胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画:ローン・サバイバー
次は、米海軍特殊部隊ネイビーシールズ史上最大の悲劇と呼ばれる「レッド・ウイング作戦」を「ハンコック」「バトルシップ」のピーターバーグ監督が描いた作品です。
製作年:2013年
時間:121分
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、ベン・フォースター、エリック・バナ等
作品の解説:ネイビーシールズがアフガニスタン紛争でのタリバン指導者を暗殺するため、「レッド・ウイング作戦」を実行しますが、おもわぬ出来事が重なり、偵察隊4名は過酷な運命をたどることになります。
この作戦の生き残り、マーカス・ラトレルがその時の手記を出版、大ベストセラーとなり映画化に至りました。
作品の見どころ:判断ミスと不運で200人以上の敵に囲まれ、4名の偵察隊員が必死に戦うのですが、敵の弾は容赦なく体を射抜いていきます。
厳しいトレーニングに勝ち抜き選ばれたネイビーシールズの隊員たちは、自分たちの責務を果たし、逃げることなく敵に立ち向かって散っていくシーンは、とにかく「痛い」です。
一言感想:アフガンの山岳地帯に散ってしまった隊員たちの素顔がエンドロールで流れた時、涙が止まりませんでした。
しかしながら、隊員たちが山羊飼いの3名を逃がさずに殺していたら、どんな運命が待ち構えていたのでしょうか?
通信担当の隊員が、通信状況が悪く衛星電話を使っていましたが、衛星電話は盗聴される危険性が高いため、敵に悟られてしまっていたのではないでしょうか?
つまり、山羊飼いの3名を殺しても殺さなくても包囲されていたのでは?という予測もたちます。
生き残ったマーカスは、パシュトゥーン人(アフガンで最も多数派)によって救われ、本当に運が良い人だと思います。
そして、エンドロールには、次のようなことが記されていました。
2000年にもわたる「パシュトゥーンの掟」に従い、アフガンの村人たちは、マーカスを助けました。
いかなる代償が伴おうと、敵から逃げる者を守り抜けと掟に定められている。
5)胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画:ブラック・ホークダウン
「あなたはこの戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た。」
映画ブラック・ホークダウンのキャッチコピーです。
1993年、米軍が失敗したソマリアでの「モガディシュの戦闘」を描いた実話です。
製作年:2001年
時間:145分
監督:リドリー・スコット
出演:ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、サム・シェパード、エリックバナ等
作品の解説:1993年、米軍が失敗したソマリアの将軍捕獲作戦をリドリー・スコット監督が映画化、ヒットメイカーのジェリー・ブラッカイマーも製作で加わっています。
撮影は、地形の似ているモロッコで行われました。
30分で終わるはずのこの任務がなぜ長引き、そして撤退してしまったのか?
米軍ヘリ「UH-60 ブラックホーク」が2機撃墜され、アメリカ軍18名死亡、73名負傷、ソマリアの犠牲者は1000名以上。
第74回アカデミー賞(2002年)では、4部門ノミネート、編集賞、音響賞を受賞しています。
作品の見どころ:ソマリアの首都モガディシュでの米軍含む多国籍軍と民兵の激しい戦闘シーンが圧巻です。
心身ともに鍛え上げられた米軍兵士は、仲間の救出へ向かいますが、次から次へと湧き出てくるようなゲリラに攻め込まれてゆきます。
出演が、ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、サム・シェパード、エリックバナ、オーランド・ブルームなど豪華キャストも見どころの一つです。
一言感想:この戦闘でのちにアメリカはソマリアから撤退しています。
なぜアメリカは、他の国の内戦に口をはさむのでしょうか?
内戦に口をはさむということは、兵士が死ぬということです。
内戦とは関係のない国の貴重な人間を他の国の内戦で死なせてしまうことに疑問を感じます。
結局、ソマリアの住民がこの激戦で死んだ米兵を裸にして引きずり回したシーンをアメリカのニュースが放映(のちに切断された身体が発見されたそうです)。
アメリカ国民に強い撤退の空気が流れたため、当時のクリントンが平和維持活動からの撤退を余儀なくされたそうです。
容赦なく次から次へと米軍を襲う民兵の怖いもの知らずな動きは、何とも恐ろしいです。
噂では、麻薬などで感覚がマヒしていた住民も多かったのでは?という話もあります。
痛い実話を描いた作品ではありますが、豪華キャストや音楽、カッコよい装備、戦闘スタイルなどエンタメ要素もきちんと入っているので、飽きることなく見入ってしまいました。
6)まとめ
いかがでしたか?
胸に突き刺さる実話!おすすめ戦争映画5選をご紹介しました。
「事実は小説よりも奇なり」
戦争は、人間を壊し、信じられないような残虐なことをさせてしまうんですね。
下手な教科書を読むよりも、こういった戦争映画を観る方が、いろいろと考えさせられ、これから生きていく上で記憶に残っていくと思います。
これからもどんどん実話を基にした映画を観ていきたいと思います。
衝撃的な映画、考えさせられる映画がありましたら、また皆さんにご紹介しますね。
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