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【働く意味について】コラム
「人はパンのみに働くのか?」
という問いを人類は何千年も前から、繰り返し、繰り返し、投げかけてきました。
私たちは、ただ食べるために働くよりも、何か意味を満たすように働きたい。
ー「働き方の哲学」より
お店が休業となってから1ヶ月が経ちました。
飲食店をはじめとする多くの業種の方々が現在も大変な状況にあると思います。
今回、コロナによる休業により
自粛期間が取れたことで【私たちの働く意味】を考える良い機会になりました。
私たちは日々の仕事で実に様々な出来事に遭遇します。
特に、飲食業の現場では、毎日沢山のお客様と出会います。
お客様との会話から新しい情報を得たり、
くだらない話をしてゲラゲラ大声で笑ったり、
お客様とスタッフの関係だからこそ、他の人には言えない悩み相談ができたり。
業者様、近隣の方、大家さん、などと関わることによって、
お店の従業員としてということもありますが、
一人の人間として自分たちを支えてくれている方々との関係構築の重要性やコミュニティーに自発的に参加すること大切さを学んでいます。
改めて、仕事を通じた日々の出来事から学んでいることを整理すると
私たちは給与以上に大切な価値観を学んでいることに気づきました。
働くことの楽しさや生きがい、生命力の向上・生きる活力、地域への社会貢献、社会との繋がり、そして
「料理や接客を通してお客様の1日をちょっと幸せにすること。」
小さなことの積み重ねですが、お店のスタッフたちは
無意識に自然と上記の価値観を持ちながら働いていました。
お客様の2時間から3時間の大切な時間を
ちょっとでも幸せにできるのか、または非生産的なものにするのかは
お店にかかっています。
たった1店舗の飲食店での経験からでもその人の人生に様々な影響を
与えていると思います。
だからこそ、お客様から時間をいただく責任とプロ意識を持ってお店に立っていました。
私自身、この仕事が天職だと思っています。
おばあちゃんになっても、小さな小料理屋でお店をやっていたいです。(笑)
しかし今後、コロナが収束した後の世界は
もう以前のように飲食を楽しむことは完全には戻ってこないと感じています。
○オフラインでの人と人の繋がりがどのような形に変化するのか。
○飲食店の新しい形とは。
○リモートワーク化が進み、新橋という街がどのように変化していくのか。
私たちも時代の変化とともに、進化していかなくてはならないと感じます。
この時代に生まれて、
こんな時代の節目に関われてよかったと個人的には感じています!
明日も頑張りましょう!
「この世には事実はない。あるのは解釈だけだ。」ー哲学者ニーチェ
「何を幸福と考え、何を不幸と考えるか。その考え方が幸不幸の分かれ目なのである」ー鉄鋼王カーネギー