”清らかさ”に宿る、美しさについて
早いもので、2017年もあと約一ヶ月。会報誌も今年最後のお届けです。
先日読んだ本に「日本はリセットの文化」であると書かれていました。
初詣からはじまり、節目ごとに行う神社でのお祓いは
日々の小さな罪の意識や穢を吹き払う、いわば「リセット」の概念で、
”清らかさ”を更新する作業にもつながっている、という話でした。
確かに私たちは、年末には大掃除をして汚れを払い、
お正月には初詣に行き、これからはじまる一年に祈りを捧げる。
そんな”清らかさ”という美意識を、ずっと大切にしてきました。
一日の最後に「リセット」するという事もまた、
”清らかさ”を更新するために必要な儀式。
できればゆっくりとお風呂に入り、
お肌のお手入れも、いつもよりゆっくりとした所作でケアしてみてください。
自分自身をねぎらい、いたわり、ちゃんとリセットする。
そうして”清らかさ”を保つことが、美しさへの近道だと思います。
Winter2017 etCRAS14