ザガーンカスケード覚書【デュエマ】
やった!
今年は就職して初めて大晦日が休みだ!(挨拶)
もう“つまらんやつ”とは言わせない
《魔誕の騎士ザガーン》。
先日発売されたデュエマの新弾、「悪魔神復活(𝒲𝑜𝓇𝓁𝒹 𝑜𝒻 ℬ𝒶𝓁𝓁𝑜𝓂)」にて収録されたSR。
普遍的なアクションを元手にボードアドバンテージを取り続けるヨビニオン付与に、何故か除去耐性が付いている。
5マナという中継ぎにしては重いコストが気になるものの、4マナだと《ヨビニオン・マルル》を超える破壊兵器となってしまうので仕方ない。
DM-01からデュエマを嗜んでいる独身男性としては、“ザガーン”や初期のデーモン・コマンドには思い入れがある。
今のところ評価は定まっていないが、「あらゆるクリーチャーがヨビニオンを持つ」ことを活用したデッキが生まれてしまったのでネットの海に放流する。
ちなみに発売日当日、「これは絶対高くなる」と地元のホ◯ステにて@500円で4枚買った後、某ド◯スタに寄ったら特価@90円で売られていたのはここだけの話。
下拵えしてる間にあんなのやこんなのはもう勝ちに来るんだからそれはそう。
デッキリスト
【ザガーンカスケード】とは何か。
すごく雑に言うと、「軽減した左上の数字がデカいクリーチャーでヨビニオン使ったら強くない?」である。
カスケードとはMtGの「続唱」のこと。
【ザガーンヨビニオン】でもいいけど、“カスケード”の方がちょっとカッコいいじゃんね
マナ加速から4ターン目に《魔誕の騎士ザガーン》を召喚し、生きてターンが返ってくれば宴の時間。
6マナで出せるコスト10の《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》やコスト12の《九番龍 ジゴクバンカー Par459》を起爆剤としてヨビニオンを暴発させ、ヨビニオンで出ることが想定されていない大型クリーチャーを呼び出す。
採用したコスト8以上のクリーチャーは全て自己軽減効果を持っており、全てのカードが実質6マナ以下で使用可能。
3ターンギフトザガーンでフミシュナが捲れた場合を除き、ザガーンが着地した次のターンには何らかのビッグアクションを起こせるよう設計している。
ちなみに《魔誕の騎士ザガーン》を引けなかった場合、サブプランの《流星のガイアッシュ・カイザー》+《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》パッケージが【ガイアッシュ覇道】のごとく相手を雑に撲殺する。ほなガイアッシュ覇道でええか
採用理由とか
4《邪爪の魔法陣》
4《邪眼の魔法陣》
2《Disコットン&Disケラサス》
1《フェアリー・ギフト》
初動。《Disコットン&Disケラサス》は中盤以降のヨビニオンではハズレとなるものの、序盤なら《修羅の死神フミシュナ》より嬉しいので3マナ初動の9,10枚目として採用。
《フェアリー・ギフト》は禁断の先3ザガーン様を実現するが、《Disコットン&Disケラサス》を捲らないと次ターンの挙動が弱いのでご利用は計画的に。
「そもそもこのデッキにギフトいる?」は常に考えたい。でも4マナギフト覇星とかクソ強いんだよな
4《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》
「ヨビニオンで出たらハンデスができる受け札」としての採用。上面を手出しすることはほぼなく、引いたらマナに置くことが多い。
4Tザガーン→5Tザガーンで複数並ぶとベネ。
4《魔誕の騎士ザガーン》
デッキコンセプト。“各ターン最初に召喚したクリーチャー”にヨビニオンを付与するので、条件参照で相手ターン終了時に踏み倒して召喚されるクリーチャーも有効。
自身のヨビニオンで出るクリーチャーは2種いずれもブロッカーであり、早く殴ってくるデッキに対してはブロッカーの多面展開でゲームを伸ばすことができる。
「ヨビニオンやハイパーエナジーは横展開する都合上《飛翔龍 5000VT》が致命的になるが、それが効かない中〜大型クリーチャーが並ぶならメリットのみを享受できるはず」という裏テーマがある。ブルーインパルス?知らんな
複数並べばその分ヨビニオンは重複していくため、あの《頂点壊滅獣》を超える12マナ ヨビニオン、ヨビニオン、ヨビニオン、ヨビニオンを実現させることも可能。そこまでやる意味はあまりない。
4《流星のガイアッシュ・カイザー》
影のデッキコンセプト。
コスト10以上のクリーチャーのコストが軽減され、ヨビニオンの起爆剤となるクリーチャーの召喚コストがほとんど色マナのみになる。
これがあるかどうかで1ターン中のアクション数が変わる最重要パーツ。
困ったらコイツでなんとかすりゃええねん
3《飛翔龍 5000VT》
だいたい1マナで出てくるコスト8のクリーチャー。
ヨビニオン関係なく単体スペックがバケモン。
「毎ターンVTを投げながら殴り続ける」という勝ちプランも存在するので、何かしらと差し替えて4枚目を積んでも全く問題ない。
4《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》
3〜6マナで出せるコスト10のクリーチャー。
このコスト帯からヨビニオンの出力がバグり始める。
《流星のガイアッシュ・カイザー》とこれだけでも十分戦えるスペックがあり、《魔誕の騎士ザガーン》を出せなくても即負けにはならない安心感。
全部引かなかったら? ルナの負けだよ。
3《九番龍 ジゴクバンカー Par459》
6マナ以下で出せるコスト12のクソデカポケモン。
ヨビニオン範囲は自身以外の全て。
横展開、後続確保、盤面対応の全てが噛み合う《魔誕の騎士ザガーン》最高の相棒。
このデッキの仮称は【ヨビニオンバンカー】だった。
2《聖霊超王 H・アルカディアス》
採用した6マナ以上のクリーチャーの中で唯一、左上の数字をちゃんと払わないと召喚できないクリーチャー。それが当たり前なんだよガイアッシュ軍団が絡まないと細くなりがちな手札を支えるドローソース。6マナ払って召喚するのは割に合わない(当社比)ので、できれば山から捲りたい。
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》と並ぶと、呪文メタを貼りながらジャストダイバー3点で突撃できる。
2《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》
最新ドリームクリーチャーももちろん採用。
相手のリソースを削るために、ザガーンを出した次のターンに投げることが多い。
コスト10ヨビニオンで捲ると、組んだ本人も想定していない急角度のリーサルを狙える。《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と合わせることでほぼ確殺。
攻撃時効果は《修羅の死神フミシュナ》しか出せないが、フミシュナは下面の呪文を唱えて墓地にいるケースが多く最後の押し込みに使える。
「ガハハ」って呼んでるのは自分だけかも。
3《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》
まさかのドリームレア3種盛り。
魔法陣を入れてもなおカツカツなマナベースを支える4色は本当にありがたい。
ドリームクリーチャーの中でこれだけ3枚の理由は、
・とりあえず1枚はマナに置きたい
・コスト10ヨビニオンで出ないから盤面とヨビニオンが被るケースが少ない
・コスト12ヨビニオンで出る最強生物
あたり。
コスト12ヨビニオンって何だよ。
《流星のガイアッシュ・カイザー》がいれば最低4マナで召喚できるため、手札に揃ったときはマナの置き方に注意したい。
採用候補
・《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》
受け札として強く、相手が広く展開した際の切り返しに使いつつコスト10ヨビニオンが狙える。
多投すると《九番龍 ジゴクバンカー Par459》のヨビニオンにブレが生じるので、《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》のうち1枚を交換する程度か。
・《ストーム・ハイパーXX》
左上が強いSTかつ自己軽減テキストがある全体除去クリーチャー。
まさにこのデッキのために生まれたと言っても過言ではない(過言)
役割はVTと似ているが、コスト11のヨビニオンを行えるのでそのまま人が死ぬ可能性がある。
VTの方がテキストとしては強いので、合計3〜4枚の採用がいいかも。現状はVT優先かなぁ。
・《蒼き王道 ドギラゴン超》
個人的には《聖霊超王 H・アルカディアス》との択。こちらは《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》から発射可能。
クソデカヨビニオンから繋げることで、ハイパー化をして更なる展開が見込める。
《飛翔龍 5000VT》連打など、コスト8ヨビニオンを複数回使うことはあるので1-1で採用すると対応力が上がるかもしれない。
今後の調整にあたっては、光と闇の枚数は極力減らしたくない。色に余裕がないよ〜
あとがき
《魔誕の騎士ザガーン》には無限の可能性がある。
相手ターンにも反応することを活かし、シノビなどと組み合わせてヨビニオンの試行回数を稼ぐデッキも見かけた。
出し先を絞らないヨビニオンはガチャそのものだが、たまには運否天賦の捲りで新年の行く末を占ってはどうだろうか。
普段やってることとそんなに変わんねえな。
それでは、よいお年を。
この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.