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エラッタにより破産!ギャクテンポインターで再びガチャを回したかった話【デュエマ】


⚠️注意⚠️

この記事は2024/9/29時点の知識で書かれています。
WotCとタカラトミーのせいで記載のデッキは想定通りの挙動を行えません。

ハハックソワロス

あいさつ

ガチャを回したい。
それは人間の根源的欲求である。


【5c水晶転生】再考


半年ほど前、《水晶転生》を《禁断〜封印されしX〜》に当て、最速3ターン目にクソデカポケモンを投下するデッキの記事を投稿した。

まぁ先3で《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》が降ってきたらだいたいどんな対面も滅びるのだが、あのデッキにはいくつかの欠点がある。

・防御札がG・ストライク
ドローソースの《「合体」の頂 アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》、早期の横展開に対処する《「必然」の頂 リュウセイ/「俺の勝利だオフコース!」》がG・ストライクを持っているが、所詮はG・ストライクでしかなく、苛烈な攻撃を受けている状態では結果の不確定なガチャ呪文以外の回答がなかった。
S・トリガーは《水晶転生》《ホーガン・ブラスター》の5枚。デッキを水増ししたためにシールドに埋まる可能性は低く、首尾よく捲ったとて、どこからでも飛んでくる呪文メタカードを使われた瞬間に“ゲームセット”となる。

・《水晶転生》が内包する不安定さ
4マナという独自性を得た代わりに、《ホーガン・ブラスター》《ミステリー・キューブ》などと異なり、デッキトップが呪文だった場合何も起こらない(《ホーガン・ブラスター》でプレイできないカードタイプもあるが省略)。「4マナと手札1枚を虚無にシュートしてターンエンド」は現実的な確率で発生する。

・単色カードの採用枚数に限界がある
足回りとなるカードは、増やしすぎるとガチャの出力を下げる要因になってしまう。相手を「破壊」するカードを多く採用したい都合、デッキスロットの余裕は極めて少ない。

・マナカーブがゴミ
これを気にするようなプレイヤーはガチャデッキを握らない。ガチャデッキを握る者は刹那的快楽の虜囚なのだ。

単体で王来篇の†王†たちを上回るようなイカれ野郎が現れることもなく、デッキの更新について諦めていた9月。
バグ」が、現れた。

終わりのないのが「終わり」

《アクア・ギャクテンポインター》。
・水単色のクリーチャーで
・相手のメタクリーチャーを退かしながら
・必ずクリーチャーを踏み倒せる
・S・トリガーかつブロッカー
という、キューブ系デッキが抱える課題点のほとんどを解決するテキスト群は正しく「逆転撃」。これはノータイムで採用せざるを得ない。

一部ではデッキ内のクリーチャーを《アクア・ギャクテンポインター》のみとして時間の許す限り山札のシャッフルを強要する令和のMoMa、𝐈𝐍𝐅𝐈𝐍𝐈𝐓𝐘 𝐆𝐲𝐚𝐤𝐮𝐭𝐞𝐧-𝐏𝐨𝐢𝐧𝐭𝐞𝐫略してインポ【ポインターループ】なるデッキを使う競技プレイヤーもいるそうだが、今日は至極真っ当に、健全に、このエロ蹲踞人外と対峙していこう。

デッキ

とは言っても、基盤のほとんどは既存の【5c水晶転生】と変わらない。
各種ガチャチケット、最低限のドローソースとメタカード、そして対戦相手ぶっ殺しゾーンで構成されている。
変更点はデッキの上限枚数を拡張し、《アクア・ギャクテンポインター》を入れただけ。
いたずらにデッキ枚数を増やすのは再現性の低下に寄与するが、追加するカード全てがガチャなら話は別。S・トリガーも増量し、マグロ:ザ・ギャザリングをしている間に轢き殺される心配も少なくなった(当社比)。

なお以前に構築した【5c水晶転生】を40枚→45枚へ拡張した理由は、ガチャの景品を手当たり次第に入れたらデッキスロットが枯渇したためというのは言うまでもない。

《バンキシーの魔盤》は《ミステリー・キューブ》との択だが、スピードアタッカーを持っているのが《聖魔連結王 ドルファディロム》《頂点混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》の2種のみであること、呪文を捲った際に手札に加わることを評価して採用している。

理論的に構築されたゲームプランを破壊するのは無秩序ランダム
さぁ、アドバンスを理不尽に吹き飛ばそう。

実戦

デュエマフェス(アドバンス)@カードショップキャット綾瀬店
使用:5c水晶転生「捲りの王道50」

1R 5cザーディクリカ 先手
先手4ターン《水晶転生》で《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》降臨。やっぱコレだよなぁ!
続く《ホーガン・ブラスター》で《聖魔連結王 ドルファディロム》を捲り一斉突撃。
相手の盾が強く《ブレイン・スラッシュ》《灰燼の天門の儀式》を撃たれるも、後続を含む圧倒的火力で押し切り勝利。

2R 緑単オービーメイカー 先手
ドローソースを回すも《水晶転生》はなく、後手4ターン目にスノーフェアリーいっぱい+《清浄のカルマ インカ》+《十番龍 オービーメイカーPar100》が着地。
ガチャを回せなくなりターンを渡すと《ベイB セガーレ》も追加。なんて理不尽!!
相手が1点パンチで踏んだ《水晶転生》を《ベイB セガーレ》に当てて《アクア・ギャクテンポインター》のワンチャンを願うも、残りの盾から何も出ず轟沈。

3R アカシック・サード 後手
相手はマナに《禁断竜王 Vol-Val-8》《超神羅ギャラクシー・デスティニー》と置いて《地龍神の魔陣》スタート。
【ケンジ・キングダム】とするには変だなと思いつつ後手3ターン目《龍・獄・殺》でガチャチケットを求めるも引けず、ターンを渡すと叩きつけられる《電磁無頼アカシック・サード》+《ムシのんの心絵》
こちらのGRクリーチャーとバトルが行われ、変身したクリーチャーは竜魔神王バルカディア・NEXバカネク
シールド全ブレイクに加えてバカネク+《禁断竜王 Vol-Val-8》の盤面で“死”を覚悟するも、舞い降りた唯一の回答札――《アクア・ギャクテンポインター》

”待”ってたぜェ!! この”瞬間”をよォ!!

自身とバカネクを対象にガチャを回し、こちらは《禁時混成王 ドキンダンテXXⅡ》、相手の場には《電磁無頼アカシック・サード》が着地。《禁断竜王 Vol-Val-8》は攻撃せず奇跡的に一命を取り留める。
ターン終了時《流星のガイアッシュ・カイザー》、4ターン《水晶転生》から《大樹王 ギガンディダノス》、続く相手ターンはトップ《Code:1059》でGRクリーチャーを並べるが、追加ターンを取るための頭数が揃う前に《飛翔龍 5000VT》で《禁断竜王 Vol-Val-8》以外全部返してフルパンで勝利。

2-1
ガチャデッキ対面の試合内容が一番濃くて草。

《アクア・ギャクテンポインター》について

恐らくWotCはこのような使い方を想定していたと思われる。
【5cキューブ】【10軸ガチロボ】に於いてはガチャの再抽選。上記デッキに限らず、呪文メタを貫通する受け兼展開札として採用されることもある。
“【5c水晶転生】再考”でも触れたが、《アクア・ギャクテンポインター》はガチャデッキの本質的な欠点を補える1枚であり、用法用量を守って正しく使う分には問題ないカードだと思う。

インポ【ポインターループ】は《アクア・ギャクテンポインター》1枚で完結するために殿堂入り処置の意味はほとんどないが、プレミアム殿堂は……構築を晒すことで許してもらえないかなぁ……と願っている。

MoMaがダメならこいつもダメ?
それはそう。


2024/9/30 追記

草。

《アクア・ギャクテンポインター》のエラッタでこのデッキは死にました。
なーにがキューブデッキの救世主だよ

同情するなら金をくれ💰
金額は近所のファミマで売ってる「ホット伊右衛門500ml」の値段です。

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