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ニューヨーク単独「虫の息」に行ってきました【大阪公演】

先日、ニューヨークの単独ライブ「虫の息」大阪公演に行ってきました。

これがまぁ、めちゃくちゃ面白くて最高の単独ライブだった!

というわけで、核心的なネタバレにならない範囲で、大阪公演の感想や思ったことを書いていきたいと思います。
また、1番最後に東京千秋楽の配信を観た感想も少しあります。
何も情報を入れたくない!という方は、お気をつけください。

大阪公演での展示

大阪公演は8/5(土)13時公演、18時公演、8/6(日)13時公演の3公演。
友人が応募したチケットが全て当たったこともあり、3公演とも観に行くことに。

会場は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
座席数は898席。
NGKが858席なので、かなり大きい劇場です。

客層は男女ともに大きな偏りがない印象。
男性の一人客もいれば、カップルも見受けられました。今回はじめてニューヨークの単独に来たのですが、客層の男女比がとても良い気がしました。

開演前の音楽もオシャレ

ライブ


OPのVからめちゃくちゃかっこいい。昨年も思ったのですが、ニューヨークの単独ライブ、音楽も映像もすごくかっこいい。ニューヨークお二人の雰囲気にも合っています。
(ちなみに昨年の単独は配信で観ました)

ニューヨークの単独では漫才とコント両方観ることができるのも魅力的。
今回のライブでは漫才3本、コント4本観れます。
嶋佐さん、屋敷さんでかけ合う漫才。
カメレオン俳優のような憑依型の嶋佐さん、こういう人いるなぁと思わせてくれる屋敷さんのコント。

とにかく満足度がすごい!

漫才とコント両方出来ることのすごさを目の当たりにしました。

そして今回特に好きだったコントが2本ありました。

私は意識高い系の人にどこか苦手意識があるのですが、そこを見事に皮肉り、笑いに変えるコントが1本ありました。
自己啓発本やセミナー系に何かしらモヤッとしたことがある人には、絶対刺さります。
ニューヨークのああいう皮肉や毒は、何故こんなにも元気にしてくれるのでしょうか。
きっと自分の中にあるモヤモヤしたものを具現化し、昇華してくれるからだろうな、と特に思えたコントでした。

もう一本は、少し古いアメリカの青春映画を観ているようなコントでした。
個人的にこのコント大好きです。孤独な青年に寄り添い、彼が大切にしていたものをぞんざいに扱った時は怒ってくれたり、もう一度やってごらん、と手を差し伸べたり。おもしろおかしくて、どこか温かい気持ちになる不思議なコントでした。
学生時代に挫折したことがある人には刺さるかもしれません。オチも好きでした。

他の漫才やコントも見事に皮肉や毒がちらばめられており、面白いのなんの。
「そこをいじってしまうのか……!」や「ああ〜わかる!」となるのが、とても良い。ニューヨークがいかに物事や人を多面的に見ているか。解像度が高いところが本当に素晴らしいなと思いました。
そしてモヤッとしている点が一緒であれば、鬱屈とした気持ちがぶっ飛ぶほど笑えます。

幕間V

爆笑しました。こんなに面白い幕間Vあっていいのでしょうか。会場でもネタと同じぐらいのウケ。
嶋佐さんの人柄が出ていて面白いのと、屋敷さんのツッコミでさらに笑えます。絶対皆さんに観てほしい。

日替わり要素

漫才の中で市の名前が出てくる箇所があるのですが、公演によって変わっていました。
大阪公演では「尼崎」「寝屋川」「枚方」が出ていました。

単独のTシャツにいる蝶

今回の単独Tシャツ、ライブ名が「虫の息」ということもあり、蝶が花の中を飛んでいる写真がプリントされています。
何の蝶だろう?と思い、調べてみると「クジャクチョウ」でした。羽の柄が確かにクジャクのようですね。
どうやらクジャクチョウ、幼虫の時は毒針を持ったエゾイラクサを好んで食べるらしい。なんだかニューヨークらしさも感じますね。

アクスタもすごく良い

オンサロ特典

8/5夜公演、友人がオンサロ特典を当て、ニューヨークのお二人と写真を撮っていただけることに。
終演後、指定の場所で待っているとマネージャーの小賀さんが扉を開けてくれました。
小さな部屋に通されるとそこには嶋佐さんと屋敷さんが!

お二人とも単独後でお疲れのはずなのに、めちゃくちゃ腰が低く、謙虚。こちらがお礼を言うべきなのに開口一番「すみません。外、人がすごいのに」と何故か謝られてしまいました。
この日は淀川花火大会と被っていて、それをお二人は心配してくれたようです。
友人とふたりして「いやいやいや……!」と焦る。

写真は横でワンショット、縦でワンショット撮ってくれます。
5年前からニューヨークファン(ニューヨーカー)である友人はガチガチに緊張しながらも、応援の気持ちを伝え、ニューヨークのお二人もそれに優しく耳を傾けてくれました。その光景を見て私はとても嬉しい気持ちに。ファンに対してお二人ともすごく優しい。

そして最後に手を差し出されて、一瞬ぽかんとしてしまった私。え!?握手!?
まさかガッツリ握手までして下さるとは。

ニューヨーク、水曜日のダウンタウンの帯番組ドッキリで仕事に真摯に向き合う人達なんだなぁと思ったり、寄席で漫才終わりに頭を下げた後、もう一度客席を見て「ありがとうございました」と言ってはけるところ良いなぁと思っていたのですが、今回は本当に度肝抜かれるぐらい素敵な対応をしていただけました。

ちなみに3公演観る予定だったので「明日も観に行きます」と言ったら、嶋佐さんに「うわー、せっかくの土日なのにすみません」と言われて驚きました。全然!こんな最高の単独観れて、めちゃくちゃ有意義な土日です。

というように、ニューヨークの良さがとても詰まった素敵な単独ライブでした。
生で観れて本当によかったです。
配信では権利関係で使えない曲があり、差し替えになるとのことなので、配信もちゃっかり買いました。
ある意味、現地・配信両方楽しめるライブですね。

東京千秋楽の配信を観て。

リアルタイムで先ほど観てきたのですが、ネタがちょこちょこ変わってました……!
○○警察は、大阪3公演目で突如現れたのでわかるんですが、漫才の中身がめちゃくちゃ変わっているものがありました。
ツアーのいいところですね……!
生で観た人は配信も買った方がいいですよ!これは!

ニューヨークの単独、はじめて生で観ましたが本当にとても楽しいライブでした!
ありがとうございました!