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こっち側とあっち側

私は「この世のありとあらゆるものは他者」と認識しています。蔑むとか蔑まれるも含め、とてもじゃないけれど安全ではない世界観です。

恋人だって、身内だって、もし自分に子どもがいたって他者、下手すると昨日の自分だって他者という絶望的なまでに断絶された感覚を持って生きています。それを「内と外」と表現するなら「今ある自分以外、すべて外」という感覚です。

しかしながら、「内と外」を「こっち側とあっち側」という表現に言い換えるなら、もう少しマイルドに、内と外の主張とは裏腹に、こっち側とあっち側に分かれていく感覚を覚えます。

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