風に揺られながら書く

「文章を書く」となると、昔は机に向かってカリカリやっていた。原稿用紙からpcへ。今や、カリカリからカタカタへと時代は変遷した。

実は、私はスマホでこの文章を書いている。pcが使えないわけではなく、もっと別の事情がある。

モチベーション消失

書きたいテーマを昔はネタ帳にため込んでいた。思いついた瞬間にメモする。そして、いざ文章を書く時間が取れたときに、ネタ帳から選んで書いた。

よかったのは、書く内容に困らなかったこと。テーマの偏りを回避できたこと。pcでサラッと書けたこと。数日分まとめて書くことができた、など。一方で、書くモチベーションが消え失せているという課題があった。

今月どこかで焼き肉行こう

「焼肉を食べたい」

「では、今月どこかで焼肉行こう」

という状態。

計画して焼肉を食べに行けるなら、店を厳選することもできる。しかし、焼肉を食べたいのは「今」なのだ。「今月のどこか」ではない。確かに、今から食べに行くとなると行ける焼肉店は限られている。それでも、焼肉を食べたい今、焼肉を食べるという欲求を叶えるときのエネルギーは計り知れない。

noteの文章において、私はエネルギーを大切にしたい。きれいに整った文章、なるたけ読みやすいように咀嚼を重ねた文章ではない。ネタ帳を元に練り上げた加工品を届けたいわけではない。

無骨で構わないと思っている。脳内の活動をダイレクトに、タイムリーに出すこと。それこそが私のnoteの趣旨である。誠に自分勝手な文章ではあるが、むしろその勝手さを大切にしているとも言える。

スマホで文章を書く理由