私の終活

時間のゆとりこそ、人生を豊かにすると思っています。

お金よりも時間。

そう言うと、「お金は大事でしょ！」と血相を変えて主張してくる人がいます。誰も「お金はいらない」なんて言ってないじゃない。

もし、「最低限のお金と最低限の時間がずっと保証されるとして、もっとほしいのはどっち？」と問われれば、私は間違いなく時間を選びます。

「お金があれば時間が買える」なんて言う人もいるけれど、もし時間のゆとりがあるなら買う必要はないですよね。

それに、時間にゆとりがあれば、お金だって生み出せる時間があります。つまり、どっちを選んでも達成されるんです。

それでも、お金ファーストか時間ファーストかで、宗教が違うぐらいベースの考え方が違うと思うんです。

お金のことばかり話している人は外側の話をしていることが多いし、時間のことばかり話している人は内側(内面)の話をしていることが多い。

アマゾンの秘境で、見たことない部族と関わる程度に理解し合えません。

私は、20代前半の頃、理屈なしにパッションだけで「本当に大切なのはお金じゃないよ」と叫んでいました。一部のパンクロッカーを除いて、ほとんど誰も私の話を聞いてくれませんでした。完全にイタイ青年です。

そんな自分を全否定するように成果主義で頑張ってみたり、貪るように本を読んでみたり。そうして、まわりまわって、それなりに社会生活を営むようになって、やっぱり「本当に大切なのはお金じゃないよ」と思うんです。

あの頃は、それを説明できるロジックがなかったけれど、今はパッションにロジックがついてきた感じがします。もう、何もこわくない。

それでも、世の中はパッションでもロジックでもない。何を言っているかではなく、誰が言っているかで話を聞いています。