「言わないと分からない」と言う人に限って、言ったら傷つくことについて

わざわざ言語化するまでもないなと思っていることが、頭の中に泉のように湧いてくる。

この文章もまたその類である。言語化しなくてよいことをわざわざ言語化している。

ここにはクレームが来ても大丈夫。

「不快にさせてごめんなさい。でも、あなたに向けて書いた文章ではないから二度と読まないように気をつけてね」と伝えることができる。

一方、日常生活ではわざわざ言語化するまでもないなと思っていることを言語化することはない。言語化したところで、デメリットが大き過ぎるから。

「◯◯さんって、正直イケてないですよね」なんて、思っていても言うもんじゃない。それで相手が傷ついたり、怒り出したらめんどくさいじゃない。それに、その人がイケてないことは私の人生にとって何の関係もないことだから。

正直に思いを伝える誠実さと、無駄に人を傷つけない配慮を天秤にかけたとき、私は後者を選ぶ。