つながるということ
現代の日本社会は、危機管理能力が多少低くても生きていくことができると思います。それぐらい安全な国なんだと思います。
個人の判断の積み重ねで所得の格差が起こったり、あらゆる機会の格差は生じていますが、命に別状はなさそうです。
どうやら平和っぽい。あまり考えてなさそうな人でさえも、今はそれなりの生活をしています。
ただ、有事の際は違います。
そもそも、何をもって有事とするのか。
危機管理能力や危機察知能力をフル稼働させて、過不足なく「ちょうどいい対応」をしなければなりません。何をもって「ちょうどいい」とするかは、ありとあらゆる現状と人生哲学に深く関係します。
今、巷を騒がせている問題C。今後どのように状況は推移していくのでしょうか。
問題Cはすでに発生している。これは明らかですが、実際に「どの程度の問題なのか」を正しく測れる人はいないでしょう。すべての情報を掌握している人がまずいない上に、自分のことだけを考えていれば済む話でもないからです。
誰かの一つひとつの判断が、誰かの暮らしに大きく影響を与えます。
何より難しいのは、問題Cを封じ込めようと強行に出ると、問題Bが浮上します。
物事はつながっていて、1つを解決しようとすれば他の問題が出てくる。世界はバランスでできていて、同時にすべてを100点にできるような簡単なものではないのです。
つながりを見誤ると、控えめに言っておしまいです。
つながるということは、必ずしもよいことばかりではありません。よくないこともまた、同時につながっているのです。
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