見出し画像

秘密結社S.A.B 発足

昨年から準備を進めていた秘密結社が、いよいよ始動する。

既存のコミュニティに馴染めない私

学び合いたいときに既存のコミュニティに飛び込めずにいた。既存のコミュニティに馴染めなかった人間の末路である。

だったら、自分でつくればよい。自分の肌に合うかたちで、哲学を学び合うようなコミュニティをつくりたいと思ったのはこのときだった。

集まっている意味がブレるおそれ

しかし、なかなか思うようには進まない。「爽やかに、しなやかに学び合いたいだけ」という記事の中で私は以下のように述べている。

今まで見てきたどんなコミュニティも、結束が強過ぎるか、弱過ぎるかに傾いている。ちょうどよいのも束の間。振り子は揺れる。ギバーとテイカーと自律と依存が入り乱れる。いずれ集まっている意味が分からなくなる。
そんなことを考えると、会の真ん中にいるのは正直めんどくさい。経験則だとか、妄想が入り混じって、このまま立ち往生しそうになる。もっと雑に、個人的な動きとして気楽にやっていくのがよいのかもしれない。爽やかに、しなやかに思想や哲学を学び合いたいだけなのだが、「だけ」が意外に難しい。
ごく少数のクローズドな会で実験しながら、どこまでオープンにしていくのか、どのような在り方にしていくのかをこれから模索していこうと思う。

そう言ってはみたものの、重い腰はなかなか上がらなかった。

読書会をやってみた

そんな中、珍しい友人から「読書会がしたい」と連絡がきた。完全に意味不明である。

私としては願ったり叶ったりだったので、人生初の読書会を実施してみた。どう考えても失敗だったが、なかなか楽しかった。次につながる一手になった。

そして、2回目の読書会を開いた。前回の反省が活きたのか、よい感じの流れで実施できた。

その日の読書会の後、フリートークで「テントサウナやりたいよね」という話で盛り上がった。

結論としては「やったことのない未知のことを体験したい」ということである。歳を重ねるごとに、未知のことを体験しようとする意欲が薄れてくる。今知っている範囲で十分だと思ってしまう。
それを半ば強制的にこじ開けて、新しい体験をしてみることの意義。自分自身を膨らませていく体験をすることの意義を友人と共有した。

目的をブレさせないためには、会員をある程度選別する必要性があると判断した。村でも会社でもない組織。破れば即脱会の厳しいルールと、その他自由のバランス感覚。

秘密結社がいいね、という結論に至った。

2020年10月26日、こうして秘密結社プロジェクトが発足したのだった。

秘密結社S.A.B

11月、12月は秘密結社の歴史について学び、秘密結社である必要性、その意味や意義を言語化できるよう準備した。

年明け、サウナミーティングでととのいながら、秘密結社の大枠を話し合った。

名前は、秘密結社S.A.B(ひみつけっしゃさぶ)に決定。S、A、BはSauna、Art、Bookの頭文字だ。サウナし、アートし、読書する人のための秘密結社である。

結社の目的は「自己を再定義する」だ。

「本当の自分が見つかる!」みたいな生ぬるい話ではない。本当の自分なんか多分見つからない。

ヘビが脱皮するかのごとく、自己を脱ぎ捨てていくのだ。今自分が思う自分を脱ぎ捨てて、自己を再発見する。完成はない。再発見した自己をまた脱ぎ捨てる。「自己を再定義し続ける」というほうが正しいかもしれない。

そのための活動(修行)として、サウナ・アート・読書を選んだ。そのための活動の場として秘密結社S.A.Bがある。読書という思考、サウナという身体的感覚、アートという狂気。これらを通じて、自己の再定義をしていく秘密結社である。

当面の活動

サウナ、アート、ブックを通じたさまざまな活動に取り組んでいきたい。しかし、このようなご時世なので、まずはオンライン限定で活動する。

当面の活動は、読書会の定例実施になりそうだ。

記念すべき第1回は、2021年2月4日(木) 20時00分からZoomを使った読書会を行う。参加者には、匿名&仮面をつけていただく。自己を再定義するために、日常の自分を一旦脱ぎ捨てる意味で仮面をつけるのだ。

「匿名で顔を伏せるとなると、無責任な発言をして場を荒らすような人が出てくるんじゃないか」と心配されるかもしれない。でも、大丈夫。秘密結社というよく分からない看板を利用して、迷惑者はただちに退出させることができる。強いリーダーシップを発揮し、場の安全性については担保することを約束する。

イベントの詳細は、近日中に別記事で案内予定。ぜひ参加いただけると嬉しい。

追記(2021/1/27)

第1回 仮面読書会はこちら!!

ここから先は

0字
マガジンの収益は、思索のための体験の機会にあてたいと思います。ぜひご購読いただけると嬉しいです!

脳内議事録

¥1,800 / 月

認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。エッセイ、トーク、音楽などさまざまなかたちで頭の中を晒しています。…本音は傷つく、高くつく。

こんにちは、うえみずゆうきです。もし気に入っていただけたら、応援していただけると嬉しいです。更新のモチベーションになります。