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船を燃やすという生き方

ある王は、敵と戦うとき、味方の船に火を放ったといわれています。味方は自分の船で焼け死んでしまうか、敵に殺されてしまうか、敵を倒して船を奪うか、道は3つしかありません。そうやって退路を断って、文字通り命がけで戦ったんだとか。

何かの本で読んだこのシーン。どこの何の王かも忘れましたが、これを試しに実践してみたことで今の私がいます

このご時世ですから、味方の船に火をつけるのはさすがにどうかと思いますが、個人レベルでは応用可能な話だと思うんです。

人生には、何か大きな決断をしなければならないときがあります(ないかもしれません)。

人生を大きく左右するような決断をするとき、誰しも迷いが生じるものです。

AかBか。Bと決めたはずなのに、やっぱりAが頭をチラつく…。

約5年前、私は通っていた医療系の専門学校を卒業して国家資格を取るか、別の会社に移って働くかで迷いました。そもそも国家資格を取りに専門学校に通っていたのだから、流れとしては卒業を選ぶのが妥当でしょう。もう少し賢そうな選択肢としては、A or Bではなく、A and B。国家資格を取って、その会社で働くということです。

そうすれば、もし仕事へのチャレンジがうまくいかなくても資格を活かして仕事にありつけます。どう考えても安全です。

しかし、私はすぐに専門学校を辞めることにしました

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