見出し画像

モチベーションとどう付き合うか

先日、オンライン討論会で「モチベーション」について語り合いました(そういうのを主催しています。興味のある方、ぜひ語り合いましょう)。

参加者の一人、やましょーくんが興味深いことを言っていたので、彼の発言を元にモチベーションについて考えてみたいと思います。

彼曰く

やましょーくんのモチベーション論は主に下記の2つが肝です。

①モチベーションの対象は「現場対応型」と「習慣型」の大きく2つに分けられる。
②モチベーションの持ち方は個人差が大きく、なかなか分かり合えないため、民族にたとえることで多様性を受け止めやすくなる

達成型(現場対応型)

モチベーションの対象は2種類あります。

現場対応型というのは、期間限定の案件。誰か目の前で困っている人を助けるといった瞬発的なものから、プロジェクトのようにある期間それに従事する、など。時間軸には幅がありますが、終わりが想定されるものを指します。

やましょーくんは「現場対応型」という言っていましたが、課題解決するとかプロジェクトを完了するという意味では「達成型」というほうが分かりやすいと思ったので、勝手に「達成型」に言い換えたいと思います。

習慣型

習慣型というのは終わりがない(見えない)ものです。

わかりやすいのは「生きる」。生きることは死ぬまで続くので。

他には、退職するつもりのない職場とか、継続性のある趣味とか、食生活とか。ピンポイントで何かを達成するというより、継続的なモチベーションと言えるでしょう。

達成型と習慣型

同じテーマであっても、どちらにも当てはまることがあります。

たとえば、ダイエット。

「◯◯kgに体重を落とす!」となると達成型のモチベーションに当てはまりそうです。結果にコミット。「日々、0.1kgずつ落とす!」となると今度はプロセスが命。習慣型のモチベーションですね。同じ「痩せる」でもテーマの置き方で駆り立てられるモチベーションの種類が異なります。

noteにたとえると、「フォロワー◯◯人目指します!」や「ビュー数◯◯を目指します!」は達成型、「毎日更新します!」は習慣型という感じでしょうか。

「フォロワー◯◯人目指すために、毎日更新します!」だと、達成型と習慣型のどちらも、ということになりますね。

自分を知る

「自分はどういう組み合わせだとモチベーションが上がるのか(下がるのか)」を知っておくと、モチベーションをコントロールするのに役立ちそうです。

たとえば、私の場合、達成型のモチベーションがほぼ皆無です。瞬発的に発生するモチベーション(プロジェクトや思いつき)は、巻き込んでしまったり巻き込まれたりしがちなので「めんどくさい」というのが正直なところ。大小問わず、打ち上げ花火的な単発のものにモチベーションが上がりません。

一方、noteやラジオを毎日更新するといった類の習慣型のモチベーションは高いと思います。「それやって何になるの?」と半分あきれられているような反応をされることも多々ありますが、「走りたいから、走る。以上」という感じで勝手にやり続けています。ランナーズハイみたいな感じ。

「達成型のモチベーションが低いからダメ人間」というわけではありません。達成型に向いていないのなら、習慣型のモチベーションをうまく活かしていけばよいということになります。

ダイエットをするなら「目指せ◯◯kg!」より「毎日、◯◯分運動する」というほうがモチベーションが保ちやすいです。

ビジネスシーンは、いまだ達成型が王道を行っているように見えますが、近年は習慣型のビジネスモデルも組みやすい環境になってきました。幸い、私のような人間でも活動できるような環境ができてきました。

漠然と「モチベーションが上がらないなぁ」と悩むより、自分のモチベーションの上がり下がりの特徴を知ることが大切だと思います。

民族にたとえる

こちらは、やましょーくんが「人生のモチベーション」は「民族の文化」によって違うという文章に書いているので、引用します。

ここから先は

628字
マガジンの収益は、思索のための体験の機会にあてたいと思います。ぜひご購読いただけると嬉しいです!

脳内議事録

¥1,800 / 月

認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。エッセイ、トーク、音楽などさまざまなかたちで頭の中を晒しています。…本音は傷つく、高くつく。

こんにちは、うえみずゆうきです。もし気に入っていただけたら、応援していただけると嬉しいです。更新のモチベーションになります。