マクロ(政治)を待つ前にできること
「緊急事態だからこそ仕事が楽しい。」
こんなことを言うと、バッシングを受けそうですが、私は本当にそう思っているんですね。サイコ野郎の戯言だと思って読んでください。
3月から述べてきた通り、疫病のリスクと経済的なリスクのダブルパンチ、さらには外出自粛による家庭内の距離感の歪みによるコミュニケーションリスクのトリプルパンチで世の中は大変なことになっているわけです。
だから、複眼で「バランスよく対策しなくてはならないよね」と言ってきたわけです。
マクロ(政治)にしかできないこと、ミクロ(個人)にしかできないことをきちんと分けて、ミクロでできるこもやりながら、マクロを待つ他ないという状況かと思います。
そして、すでに多くの方が個人としてやれることは、一通りやっているつもりなのではないかと思うのです。
では、あとは待つだけ…?
いや、ちょっと待ってください。
マクロ担当が鈍足過ぎて、待っていたら気が狂いそうになりませんか。待っているうちに、違う意味で病気になってしまいそうです。
ミクロでできる対策の次は、マクロを待つことではなく、ミクロでもできる未来の創造ではないかと私は思っています。
私の仕事は、教育系の会社の経営です。ディスカッションを専門に、大人(企業)から子ども(学校・私塾)まで幅広い対象に教育サービスを提供しています。
ディスカッションはとてもフィジカルな体験です。ましてや、ディスカッションが苦手な国民性の日本人ですから、「オンラインに切り替えます」だけでは解決できない問題が山積みなんです。
もちろん、何らかの形でオンラインに移行しなければ仕事になりません。
何をどのような形でオンライン化するのか。既存の事業を工夫してオンライン化するのか、それとも新規事業を立ち上げるのか。
私は後者を選びました。
後者を選ぶことによって、過去を現場に最適化させるのではなく、今この瞬間から出発して未来を創造できる。
今、気軽に外出すらできず、リアルに人が集まることもできません。それを逆手にとれば、外出して得ていた何かや、人が集まって得ていた何かが得られていないということなんですね。
たとえば、それを埋め合わせる形でオンライン飲み会なんかが流行ったりしている。
つまり、内省の末に価値観がアップデートされて行動様式が変わったのではなく、環境の劇的な変化による埋め合わせる形で半自動的に行動様式に変化が起こっているわけです。
そして、この規模は大きい。
この動きを見逃さず、ウィズコロナやアフターコロナの時代のライフスタイルを先回りし、サービスにできればビジネスチャンスがあります。
ビデオ通話サービス1つとってみても、ZOOMが頭1つ飛び抜けたあたりで、過剰なまでにセキュリティ問題を叩かれつつ、新たなビデオ通話サービスが乱立し始めている。
ウィズコロナの時代のコミュニケーションのインフラを押さえようと血で血を洗う戦争が始まったのでしょう。
たとえば、2010年前後のスマホを思い出してみてください。
「スマホ、何それ?」→「スマホ、なんか流行ってる」→「まだガラケー使ってるの?」→「スマホ一択」→「スマホがないと生活できない」
10年足らずのうちに、このような道をたどってきました。
ビデオ通話やリモートワーク(その他、色々ありますが)も同じように「ないと生活できない」へ変わっていくことでしょう。今の社会情勢を踏まえるとそれぐらいのインパクトがあると私は思っています。
嵐が過ぎ去るのを待つのではなく、嵐が過ぎ去った後の世界を想像して準備する。それほどエキサイティングな暇つぶしは他にないと思います。
そうこうしてるうちに、鈍足のマクロ(政治)も何らかの意思決定がなされる。「待つストレス」も感じなくて済むでしょう。
今回の社会問題は、マクロ(政治)にしか解決できない問題があまりにも大きく、つい待ちの姿勢になってしまいがちですが、待っているだけでは、個人の人生を浪費してしまうことになりかねません。
未来を夢見て、ワクワクする暇つぶしがあっても良いんじゃないか。私はそう思っています。
今まで福岡市を中心とした物理的な制約が大きかった。新しいサービスは、オンラインでやります。また、なるべく敷居を下げたい。
まだ具体的には発表できないのですが、今、水面下で準備しているところです。たくさんの方に利用していただけるようなワクワクするサービスをつくれたらと思っています。
noteでも紹介していくことになると思うので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
追伸
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