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「私のことを分かってくれない」と嘆いていても仕方ない

コミュニケーションは双方向であると、当たり前に思い込んでいるのかもしれません。少し期待しすぎではありませんか。

コミュニケーションというのは基本的に一方向であり、結果として双方向になりうる可能性がある。私はそれぐらいの感覚で捉えています。つまり、コミュニケーションは前提として双方向にあるわけではない、と。

一方向と一方向の重なるところ

コミュニケーションは「私はあなたのことを分かろうとする」とか「私はあなたに私のことを分かってもらおうとする」という、そういう一方向的な動きでしかありません。

偶然、相手も同じように上記の動きをしていたら、一方向と一方向が重なるところがある。結果として、コミュニケーションが双方向的になるのです。

何の前提共有もないままに、はじめから「コミュニケーションって双方向だよね」という認識を持つのは、ちょっとおこがましいと言えるかもしれません。

「私のことを分かってくれない」と嘆いていても仕方ない。分かろうとするかどうかは相手が決めることです。

「私は理解されるべきだ」ということをなぜ前提としているのか。その辺のマインドが、人間関係をカオスにしています。

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