勝てるゲームと勝てないゲーム
友人の庭仕事を手伝ったことがこの夏1番の思い出になりつつある。それほどまでにこの夏は新しい体験ができなかったとも言えるが、庭仕事から学ぶことが多かったのは事実だ。
庭仕事といえど「庭師のアシスタントをする」といったガチの仕事ではなく、素人集団がミッションだけ与えられて、各々試行錯誤しながら雑草たちと向き合うという自由度の高い作業だった。
作業が始まってしばらく経つと、誰から指示があるわけでもなく、自然と自分が好むポジションに収まっていった。
ある者は木の中心部にまで突撃し、ある者は切り落とした木の残骸を1箇所に集める。私はといえば、雑草が生えた土を耕してグラウンドを整備していた。こういう地味なことが私は好きなんだなとあらためて気づいた。
木を切りに行く者は刺激を好んでいるように見えた。アクションに対し、派手な結果が得られることを楽しんでいた。伸びきった木がコンパクトになっていく。ビフォーアフターがまるで分かりやすい。達成感も覚えやすいのかもしれない。けれど、木の中心部には虫が大量発生する。派手な結果をハイリターンだと考えるなら、虫というリスクはハイなのだ。
広いグラウンドの雑草を少しずつ除去していくのは地味だ。ローリスク、ローリターン。補欠感満載である。
ただ、これをビジネスシーンに置き換えて考えてみると面白い。
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